まず、三角形 ABC の面積を求める。次に、内接円 P の面積を求める。最後に、網掛け部分の面積は、三角形 ABC の面積から内接円 P の面積を引いたものである。
(1) 三角形 ABC の面積を求める。
三角形の高さを h とする。BC の中点を M とすると、AM は高さになる。 BM=MC=2 であり、三角形 ABM は直角三角形なので、ピタゴラスの定理より、 AM2+BM2=AB2 h2+22=82 h2+4=64 h=60=215 三角形 ABC の面積は、
SABC=21×BC×AM=21×4×215=415 (2) 内接円 P の半径を求める。
三角形 ABC の面積を S, 内接円の半径を r, 辺の長さを a, b, c とすると、
S=21r(a+b+c) 415=21r(8+8+4) 415=21r(20) 415=10r r=10415=5215 (3) 内接円 P の面積を求める。
SP=πr2=π(5215)2=π254×15=2560π=512π (4) 網掛け部分の面積を求める。
網掛け部分の面積は、三角形 ABC の面積から内接円 P の面積を引いたものである。
S網掛け=SABC−SP=415−512π