2点Aの位置ベクトルを $\vec{a}$、点Bの位置ベクトルを $\vec{b}$ とするとき、線分ABを以下の比に内分または外分する点の位置ベクトルを $\vec{a}$ と $\vec{b}$ を用いて表す。 (1) 線分ABの中点Mの位置ベクトル $\vec{m}$ (2) 線分ABを3:5に内分する点Cの位置ベクトル $\vec{c}$ (3) 線分ABを5:3に外分する点Dの位置ベクトル $\vec{d}$ (4) 線分ABを4:7に内分する点Eの位置ベクトル $\vec{e}$ (5) 線分ABを2:3に外分する点Fの位置ベクトル $\vec{f}$

幾何学ベクトル内分点外分点位置ベクトル
2025/6/15

1. 問題の内容

2点Aの位置ベクトルを a\vec{a}、点Bの位置ベクトルを b\vec{b} とするとき、線分ABを以下の比に内分または外分する点の位置ベクトルを a\vec{a}b\vec{b} を用いて表す。
(1) 線分ABの中点Mの位置ベクトル m\vec{m}
(2) 線分ABを3:5に内分する点Cの位置ベクトル c\vec{c}
(3) 線分ABを5:3に外分する点Dの位置ベクトル d\vec{d}
(4) 線分ABを4:7に内分する点Eの位置ベクトル e\vec{e}
(5) 線分ABを2:3に外分する点Fの位置ベクトル f\vec{f}

2. 解き方の手順

線分ABをm:nに内分する点の位置ベクトルは na+mbm+n\frac{n\vec{a} + m\vec{b}}{m+n} であり、外分する点の位置ベクトルは na+mbmn\frac{-n\vec{a} + m\vec{b}}{m-n} で表される。中点の位置ベクトルは内分点の公式で m=n=1m = n = 1 とした場合と等しい。
(1) 中点Mの位置ベクトル m\vec{m} は、内分点の公式で m=n=1m=n=1 とすると、
m=a+b2\vec{m} = \frac{\vec{a} + \vec{b}}{2}
(2) 3:5に内分する点Cの位置ベクトル c\vec{c} は、内分点の公式で m=3m=3, n=5n=5 とすると、
c=5a+3b3+5=5a+3b8\vec{c} = \frac{5\vec{a} + 3\vec{b}}{3+5} = \frac{5\vec{a} + 3\vec{b}}{8}
(3) 5:3に外分する点Dの位置ベクトル d\vec{d} は、外分点の公式で m=5m=5, n=3n=3 とすると、
d=3a+5b53=3a+5b2\vec{d} = \frac{-3\vec{a} + 5\vec{b}}{5-3} = \frac{-3\vec{a} + 5\vec{b}}{2}
(4) 4:7に内分する点Eの位置ベクトル e\vec{e} は、内分点の公式で m=4m=4, n=7n=7 とすると、
e=7a+4b4+7=7a+4b11\vec{e} = \frac{7\vec{a} + 4\vec{b}}{4+7} = \frac{7\vec{a} + 4\vec{b}}{11}
(5) 2:3に外分する点Fの位置ベクトル f\vec{f} は、外分点の公式で m=2m=2, n=3n=3 とすると、
f=3a+2b23=3a+2b1=3a2b\vec{f} = \frac{-3\vec{a} + 2\vec{b}}{2-3} = \frac{-3\vec{a} + 2\vec{b}}{-1} = 3\vec{a} - 2\vec{b}

3. 最終的な答え

(1) m=a+b2\vec{m} = \frac{\vec{a} + \vec{b}}{2}
(2) c=5a+3b8\vec{c} = \frac{5\vec{a} + 3\vec{b}}{8}
(3) d=3a+5b2\vec{d} = \frac{-3\vec{a} + 5\vec{b}}{2}
(4) e=7a+4b11\vec{e} = \frac{7\vec{a} + 4\vec{b}}{11}
(5) f=3a2b\vec{f} = 3\vec{a} - 2\vec{b}

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