(1) 円の方程式は、中心が(a,b)、半径がrのとき、 (x−a)2+(y−b)2=r2 で表されます。これを利用して、与えられた中心と半径から円の方程式を求めます。
(2) 与えられた方程式を円の方程式の標準形に変形することで、どのような図形を表すか判断します。
標準形は (x−a)2+(y−b)2=r2 の形になります。このとき、 * r2>0 ならば、中心(a,b)、半径rの円を表します。 * r2=0 ならば、点(a,b)を表します。 * r2<0 ならば、図形を表しません。 (1) の問題の解答
① 中心が(3,4)、半径が6なので、 (x−3)2+(y−4)2=62 (x−3)2+(y−4)2=36 ② 中心が(−2,6)、半径が23なので、 (x−(−2))2+(y−6)2=(23)2 (x+2)2+(y−6)2=12 ③ 中心が(0,0)、半径が5なので、 (x−0)2+(y−0)2=52 x2+y2=25 (2) の問題の解答
① x2+y2−4x+8y+4=0 (x2−4x)+(y2+8y)+4=0 (x2−4x+4)+(y2+8y+16)+4−4−16=0 (x−2)2+(y+4)2=16 これは中心(2,−4)、半径4の円を表します。 ② x2+y2−4x=0 (x2−4x)+y2=0 (x2−4x+4)+y2−4=0 (x−2)2+y2=4 これは中心(2,0)、半径2の円を表します。 ③ x2+y2+2x−4y−20=0 (x2+2x)+(y2−4y)−20=0 (x2+2x+1)+(y2−4y+4)−20−1−4=0 (x+1)2+(y−2)2=25 これは中心(−1,2)、半径5の円を表します。 ④ x2+y2+4x−6y=0 (x2+4x)+(y2−6y)=0 (x2+4x+4)+(y2−6y+9)−4−9=0 (x+2)2+(y−3)2=13 これは中心(−2,3)、半径13の円を表します。