(1) 中心と半径が与えられた円の方程式を求める問題が3問あります。 (2) 与えられた方程式がどのような図形を表すかを答える問題が4問あります。

幾何学円の方程式標準形図形
2025/6/16

1. 問題の内容

(1) 中心と半径が与えられた円の方程式を求める問題が3問あります。
(2) 与えられた方程式がどのような図形を表すかを答える問題が4問あります。

2. 解き方の手順

(1) 円の方程式は、中心が(a,b)(a, b)、半径がrrのとき、
(xa)2+(yb)2=r2(x - a)^2 + (y - b)^2 = r^2
で表されます。これを利用して、与えられた中心と半径から円の方程式を求めます。
(2) 与えられた方程式を円の方程式の標準形に変形することで、どのような図形を表すか判断します。
標準形は (xa)2+(yb)2=r2(x - a)^2 + (y - b)^2 = r^2 の形になります。このとき、
* r2>0r^2 > 0 ならば、中心(a,b)(a, b)、半径rrの円を表します。
* r2=0r^2 = 0 ならば、点(a,b)(a, b)を表します。
* r2<0r^2 < 0 ならば、図形を表しません。
(1) の問題の解答
① 中心が(3,4)(3, 4)、半径が66なので、
(x3)2+(y4)2=62(x - 3)^2 + (y - 4)^2 = 6^2
(x3)2+(y4)2=36(x - 3)^2 + (y - 4)^2 = 36
② 中心が(2,6)(-2, 6)、半径が232\sqrt{3}なので、
(x(2))2+(y6)2=(23)2(x - (-2))^2 + (y - 6)^2 = (2\sqrt{3})^2
(x+2)2+(y6)2=12(x + 2)^2 + (y - 6)^2 = 12
③ 中心が(0,0)(0, 0)、半径が55なので、
(x0)2+(y0)2=52(x - 0)^2 + (y - 0)^2 = 5^2
x2+y2=25x^2 + y^2 = 25
(2) の問題の解答
x2+y24x+8y+4=0x^2 + y^2 - 4x + 8y + 4 = 0
(x24x)+(y2+8y)+4=0(x^2 - 4x) + (y^2 + 8y) + 4 = 0
(x24x+4)+(y2+8y+16)+4416=0(x^2 - 4x + 4) + (y^2 + 8y + 16) + 4 - 4 - 16 = 0
(x2)2+(y+4)2=16(x - 2)^2 + (y + 4)^2 = 16
これは中心(2,4)(2, -4)、半径44の円を表します。
x2+y24x=0x^2 + y^2 - 4x = 0
(x24x)+y2=0(x^2 - 4x) + y^2 = 0
(x24x+4)+y24=0(x^2 - 4x + 4) + y^2 - 4 = 0
(x2)2+y2=4(x - 2)^2 + y^2 = 4
これは中心(2,0)(2, 0)、半径22の円を表します。
x2+y2+2x4y20=0x^2 + y^2 + 2x - 4y - 20 = 0
(x2+2x)+(y24y)20=0(x^2 + 2x) + (y^2 - 4y) - 20 = 0
(x2+2x+1)+(y24y+4)2014=0(x^2 + 2x + 1) + (y^2 - 4y + 4) - 20 - 1 - 4 = 0
(x+1)2+(y2)2=25(x + 1)^2 + (y - 2)^2 = 25
これは中心(1,2)(-1, 2)、半径55の円を表します。
x2+y2+4x6y=0x^2 + y^2 + 4x - 6y = 0
(x2+4x)+(y26y)=0(x^2 + 4x) + (y^2 - 6y) = 0
(x2+4x+4)+(y26y+9)49=0(x^2 + 4x + 4) + (y^2 - 6y + 9) - 4 - 9 = 0
(x+2)2+(y3)2=13(x + 2)^2 + (y - 3)^2 = 13
これは中心(2,3)(-2, 3)、半径13\sqrt{13}の円を表します。

3. 最終的な答え

(1)
(x3)2+(y4)2=36(x - 3)^2 + (y - 4)^2 = 36
(x+2)2+(y6)2=12(x + 2)^2 + (y - 6)^2 = 12
x2+y2=25x^2 + y^2 = 25
(2)
① 中心(2,4)(2, -4)、半径44の円
② 中心(2,0)(2, 0)、半径22の円
③ 中心(1,2)(-1, 2)、半径55の円
④ 中心(2,3)(-2, 3)、半径13\sqrt{13}の円

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