三角形ABCがあり、点A, B, Cの位置ベクトルがそれぞれ $\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$ で与えられています。辺BCを2:1に外分する点をD、辺ABの中点をEとします。線分EDを1:2に内分する点をFとするとき、点D, E, Fの位置ベクトル $\vec{d}$, $\vec{e}$, $\vec{f}$ を $\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$ を用いて表します。

幾何学ベクトル外分点内分点三角形
2025/6/15

1. 問題の内容

三角形ABCがあり、点A, B, Cの位置ベクトルがそれぞれ a\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c} で与えられています。辺BCを2:1に外分する点をD、辺ABの中点をEとします。線分EDを1:2に内分する点をFとするとき、点D, E, Fの位置ベクトル d\vec{d}, e\vec{e}, f\vec{f}a\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c} を用いて表します。

2. 解き方の手順

(1) 点Dの位置ベクトル d\vec{d} を求める。
点Dは辺BCを2:1に外分するので、外分点の公式より
d=1b+2c21=b+2c\vec{d} = \frac{-1\vec{b} + 2\vec{c}}{2-1} = - \vec{b} + 2\vec{c}
(2) 点Eの位置ベクトル e\vec{e} を求める。
点Eは辺ABの中点なので、
e=a+b2\vec{e} = \frac{\vec{a} + \vec{b}}{2}
(3) 点Fの位置ベクトル f\vec{f} を求める。
点Fは線分EDを1:2に内分するので、内分点の公式より
f=2e+1d1+2=2(a+b2)+(b+2c)3=a+bb+2c3=a+2c3\vec{f} = \frac{2\vec{e} + 1\vec{d}}{1+2} = \frac{2(\frac{\vec{a} + \vec{b}}{2}) + (-\vec{b} + 2\vec{c})}{3} = \frac{\vec{a} + \vec{b} - \vec{b} + 2\vec{c}}{3} = \frac{\vec{a} + 2\vec{c}}{3}

3. 最終的な答え

(1) d=b+2c\vec{d} = -\vec{b} + 2\vec{c}
(2) e=a+b2\vec{e} = \frac{\vec{a} + \vec{b}}{2}
(3) f=a+2c3\vec{f} = \frac{\vec{a} + 2\vec{c}}{3}

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