因数定理より、P(x) が整数係数の因数を持つならば、その因数の定数項は12の約数である必要がある。 (1) (x−2)(x−1)(x+5)=(x2−3x+2)(x+5)=x3+5x2−3x2−15x+2x+10=x3+2x2−13x+10. 定数項が10なので不適。 (2) (x−2)(x−1)(x+6)=(x2−3x+2)(x+6)=x3+6x2−3x2−18x+2x+12=x3+3x2−16x+12. 定数項が12なので、候補。 (3) (x+3)(x−2)2=(x+3)(x2−4x+4)=x3−4x2+4x+3x2−12x+12=x3−x2−8x+12. 定数項が12なので、候補。 (4) (2x+3)(x−2)2=(2x+3)(x2−4x+4)=2x3−8x2+8x+3x2−12x+12=2x3−5x2−4x+12. x3 の係数が1でないので不適。 (5) (x−1)(x2+7x−12)=x3+7x2−12x−x2−7x+12=x3+6x2−19x+12. 定数項が12なので、候補。 (6) (x−3)(x2−3x+4)=x3−3x2+4x−3x2+9x−12=x3−6x2+13x−12. 定数項が-12なので不適。 したがって、(2), (3), (5) が候補である。