# 1. 問題の内容

幾何学直線共有点距離判別式
2025/6/15
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1. 問題の内容

x2+y2+4y=0x^2 + y^2 + 4y = 0 と直線 y=mx+2y = mx + 2 の共有点の個数を求めよ。ただし、mm は定数とする。
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2. 解き方の手順

円の方程式を変形する。
x2+y2+4y=0x^2 + y^2 + 4y = 0
x2+(y2+4y)=0x^2 + (y^2 + 4y) = 0
x2+(y2+4y+4)=4x^2 + (y^2 + 4y + 4) = 4
x2+(y+2)2=22x^2 + (y+2)^2 = 2^2
これは、中心が (0,2)(0, -2), 半径が 22 の円である。
円の中心 (0,2)(0, -2) と直線 y=mx+2y = mx + 2, つまり mxy+2=0mx - y + 2 = 0 との距離 dd を求める。
点と直線の距離の公式より、
d=m(0)(2)+2m2+(1)2d = \frac{|m(0) - (-2) + 2|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}}
d=0+2+2m2+1d = \frac{|0 + 2 + 2|}{\sqrt{m^2 + 1}}
d=4m2+1d = \frac{4}{\sqrt{m^2 + 1}}
円と直線が接するとき、d=2d = 2
円と直線が交わるとき、d<2d < 2
円と直線が離れているとき、d>2d > 2
共有点の個数は、d=2d = 2 のとき 11 個、d<2d < 2 のとき 22 個、d>2d > 2 のとき 00 個となる。
d=2d = 2 のとき
4m2+1=2\frac{4}{\sqrt{m^2 + 1}} = 2
4=2m2+14 = 2\sqrt{m^2 + 1}
2=m2+12 = \sqrt{m^2 + 1}
4=m2+14 = m^2 + 1
m2=3m^2 = 3
m=±3m = \pm\sqrt{3}
d<2d < 2 のとき
4m2+1<2\frac{4}{\sqrt{m^2 + 1}} < 2
4<2m2+14 < 2\sqrt{m^2 + 1}
2<m2+12 < \sqrt{m^2 + 1}
4<m2+14 < m^2 + 1
m2>3m^2 > 3
m<3m < -\sqrt{3} または m>3m > \sqrt{3}
d>2d > 2 のとき
4m2+1>2\frac{4}{\sqrt{m^2 + 1}} > 2
ただし、d>0d > 0 である必要がある。
4m2+1<2\frac{4}{\sqrt{m^2 + 1}} < 2をみたすmm以外の場合であるので、
3<m<3-\sqrt{3} < m < \sqrt{3}
よって、
m=±3m = \pm\sqrt{3} のとき、共有点は 11
m<3m < -\sqrt{3} または m>3m > \sqrt{3} のとき、共有点は 22
3<m<3-\sqrt{3} < m < \sqrt{3}のとき、共有点は 00
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3. 最終的な答え

m=±3m = \pm\sqrt{3} のとき、共有点は 11
m<3m < -\sqrt{3} または m>3m > \sqrt{3} のとき、共有点は 22
3<m<3-\sqrt{3} < m < \sqrt{3}のとき、共有点は 00

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