正の実数 $x$ に対して、三角形ABCがあり、$AB = x$, $BC = x+1$, $CA = x+2$ である。 (1) $x$ のとり得る値の範囲を求める。 (2) $\cos \angle ABC$ を $x$ を用いて表す。 (3) 三角形ABCが鈍角三角形となる $x$ の値の範囲を求める。
2025/6/15
1. 問題の内容
正の実数 に対して、三角形ABCがあり、, , である。
(1) のとり得る値の範囲を求める。
(2) を を用いて表す。
(3) 三角形ABCが鈍角三角形となる の値の範囲を求める。
2. 解き方の手順
(1) 三角形の成立条件より、
, ,
, ,
, ,
, ,
かつ である必要があるので、 が必要十分条件。
したがって、
(2) 余弦定理より、
( より )
(3) 三角形ABCが鈍角三角形となるのは、 が鈍角のときである。
が鈍角のとき、 である。
より、
また、 である必要があるので、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)