四面体OABCにおいて、$\vec{OA} = \vec{a}$, $\vec{OB} = \vec{b}$, $\vec{OC} = \vec{c}$とするとき、以下の点の位置ベクトルを$\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}$を用いて表す。 (1) 線分OAを3:2に内分する点P (2) 線分ABの中点Q (3) 線分BCを3:1に外分する点R (4) 三角形PQRの重心G

幾何学ベクトル空間ベクトル内分点外分点中点重心
2025/6/16

1. 問題の内容

四面体OABCにおいて、OA=a\vec{OA} = \vec{a}, OB=b\vec{OB} = \vec{b}, OC=c\vec{OC} = \vec{c}とするとき、以下の点の位置ベクトルをa,b,c\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}を用いて表す。
(1) 線分OAを3:2に内分する点P
(2) 線分ABの中点Q
(3) 線分BCを3:1に外分する点R
(4) 三角形PQRの重心G

2. 解き方の手順

(1) 線分OAを3:2に内分する点Pの位置ベクトルp\vec{p}は、内分点の公式より
p=2OA+3OO3+2=2a+305=25a\vec{p} = \frac{2\vec{OA} + 3\vec{OO}}{3+2} = \frac{2\vec{a} + 3\vec{0}}{5} = \frac{2}{5}\vec{a}
(2) 線分ABの中点Qの位置ベクトルq\vec{q}は、中点の公式より
q=OA+OB2=a+b2\vec{q} = \frac{\vec{OA} + \vec{OB}}{2} = \frac{\vec{a} + \vec{b}}{2}
(3) 線分BCを3:1に外分する点Rの位置ベクトルr\vec{r}は、外分点の公式より
r=OB+3OC31=b+3c2=32c12b\vec{r} = \frac{-\vec{OB} + 3\vec{OC}}{3-1} = \frac{-\vec{b} + 3\vec{c}}{2} = \frac{3}{2}\vec{c} - \frac{1}{2}\vec{b}
(4) 三角形PQRの重心Gの位置ベクトルg\vec{g}は、重心の公式より
g=p+q+r3=25a+a+b2+3cb23=25a+12a+12b+32c12b3=(25+12)a+(1212)b+32c3=4+510a+0b+32c3=910a+32c3=310a+12c\vec{g} = \frac{\vec{p} + \vec{q} + \vec{r}}{3} = \frac{\frac{2}{5}\vec{a} + \frac{\vec{a} + \vec{b}}{2} + \frac{3\vec{c} - \vec{b}}{2}}{3} = \frac{\frac{2}{5}\vec{a} + \frac{1}{2}\vec{a} + \frac{1}{2}\vec{b} + \frac{3}{2}\vec{c} - \frac{1}{2}\vec{b}}{3} = \frac{(\frac{2}{5} + \frac{1}{2})\vec{a} + (\frac{1}{2}-\frac{1}{2})\vec{b} + \frac{3}{2}\vec{c}}{3} = \frac{\frac{4+5}{10}\vec{a} + 0\vec{b} + \frac{3}{2}\vec{c}}{3} = \frac{\frac{9}{10}\vec{a} + \frac{3}{2}\vec{c}}{3} = \frac{3}{10}\vec{a} + \frac{1}{2}\vec{c}

3. 最終的な答え

(1) p=25a\vec{p} = \frac{2}{5}\vec{a}
(2) q=12a+12b\vec{q} = \frac{1}{2}\vec{a} + \frac{1}{2}\vec{b}
(3) r=12b+32c\vec{r} = -\frac{1}{2}\vec{b} + \frac{3}{2}\vec{c}
(4) g=310a+12c\vec{g} = \frac{3}{10}\vec{a} + \frac{1}{2}\vec{c}

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