1から6までの数字が書かれた直方体の各面が出る確率が異なり、特定の数が出る確率が $1/9$ 、別の数が出る確率が $1/4$ です。この直方体から出る目の数の期待値が3であるとき、3の反対側の面に書かれている数字を求める問題です。ただし、1の反対側が必ずしも6ではないことに注意が必要です。

確率論・統計学期待値確率確率分布
2025/6/17

1. 問題の内容

1から6までの数字が書かれた直方体の各面が出る確率が異なり、特定の数が出る確率が 1/91/9 、別の数が出る確率が 1/41/4 です。この直方体から出る目の数の期待値が3であるとき、3の反対側の面に書かれている数字を求める問題です。ただし、1の反対側が必ずしも6ではないことに注意が必要です。

2. 解き方の手順

まず、各数字が出る確率を p1,p2,p3,p4,p5,p6p_1, p_2, p_3, p_4, p_5, p_6 とします。
問題文より、ある数字の出る確率が 1/91/9、別の数字の出る確率が 1/41/4 であることが分かっています。
ここでは、便宜的に p1=1/9p_1 = 1/9p2=1/4p_2 = 1/4 とします。
確率の総和は1なので、次の式が成り立ちます。
p1+p2+p3+p4+p5+p6=1p_1 + p_2 + p_3 + p_4 + p_5 + p_6 = 1
1/9+1/4+p3+p4+p5+p6=11/9 + 1/4 + p_3 + p_4 + p_5 + p_6 = 1
p3+p4+p5+p6=11/91/4=36/364/369/36=23/36p_3 + p_4 + p_5 + p_6 = 1 - 1/9 - 1/4 = 36/36 - 4/36 - 9/36 = 23/36
また、期待値が3であることから、次の式が成り立ちます。
1p1+2p2+3p3+4p4+5p5+6p6=31 \cdot p_1 + 2 \cdot p_2 + 3 \cdot p_3 + 4 \cdot p_4 + 5 \cdot p_5 + 6 \cdot p_6 = 3
1(1/9)+2(1/4)+3p3+4p4+5p5+6p6=31 \cdot (1/9) + 2 \cdot (1/4) + 3 \cdot p_3 + 4 \cdot p_4 + 5 \cdot p_5 + 6 \cdot p_6 = 3
1/9+1/2+3p3+4p4+5p5+6p6=31/9 + 1/2 + 3 \cdot p_3 + 4 \cdot p_4 + 5 \cdot p_5 + 6 \cdot p_6 = 3
3p3+4p4+5p5+6p6=31/91/2=54/182/189/18=43/183 \cdot p_3 + 4 \cdot p_4 + 5 \cdot p_5 + 6 \cdot p_6 = 3 - 1/9 - 1/2 = 54/18 - 2/18 - 9/18 = 43/18
ここで、p3p_3に対応する数字が3であると仮定します。求めるのは3の反対側の数なので、p3p_3pxp_x(xは3の反対側の数)の関係を考えます。直方体の反対側の面の数の和が等しいとは限らないため、すべての組み合わせを試す必要があります。
以下、試行錯誤で答えを求めます。
反対側の面の和が常に一定だと仮定すると、
1の反対側をa, 2の反対側をb, 3の反対側をcとすると、
1+a = 2+b = 3+c が成り立つ可能性がありますが、今回はこの仮定が成り立つとは限りません。
簡単な場合を考えます。例えば、1の反対側が2だと仮定します。しかし、これはありえません。なぜなら、1と2の確率がそれぞれ 1/91/91/41/4 であり、異なる確率を持つからです。
ここで、試行錯誤ですが、3の反対側が4だと仮定してみます。つまり、x=4x = 4 とします。
このとき、p3p_3p4p_4に関して、p3=p4p_3 = p_4となる場合、p3+p4=2p3p_3+p_4=2p_3となりますが、仮にp3=p4=23/72p_3 = p_4= 23/72とすると、式が複雑になるため、p3,p4,p5,p6p_3, p_4, p_5, p_6に特別な関係がないと仮定すると、この方法では解けません。
確率の値を推測するのではなく、期待値の式から逆算してみます。もし3の反対側が数字 xx だとすると、xx の出る確率を仮定し、矛盾がないかを確認します。
もう一度問題文をよく読むと、1の反対側が6とは限らないと書いてあります。これは、反対側の面の数字の合計が7になるとは限らないことを示唆しています。
答えを推測するヒントがないため、問題文の条件だけでは一意に答えを定めることができません。
3の反対側の面が2だと仮定すると、2の出る確率は1/4なので、3の反対側が2である可能性はあります。

3. 最終的な答え

情報が不足しているため、3の反対側の面が何であるかを一意に決定することはできません。しかし、問題文の条件からすると、3の反対側が2である可能性はあります。したがって、ここでは **2** が答えであると推測します。

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