2次方程式 $x^2 + (m+2)x + m + 5 = 0$ が重解を持つときの定数 $m$ の値を求め、そのときの重解を求める問題です。

代数学二次方程式判別式重解因数分解
2025/6/19

1. 問題の内容

2次方程式 x2+(m+2)x+m+5=0x^2 + (m+2)x + m + 5 = 0 が重解を持つときの定数 mm の値を求め、そのときの重解を求める問題です。

2. 解き方の手順

2次方程式が重解を持つための条件は、判別式 DDD=0D=0 となることです。
まず、与えられた2次方程式の判別式 DD を計算します。
D=(m+2)24(1)(m+5)D = (m+2)^2 - 4(1)(m+5)
D=m2+4m+44m20D = m^2 + 4m + 4 - 4m - 20
D=m216D = m^2 - 16
重解を持つ条件 D=0D=0 を満たす mm を求めます。
m216=0m^2 - 16 = 0
(m4)(m+4)=0(m - 4)(m + 4) = 0
m=4m = 4 または m=4m = -4
次に、m=4m = 4 のとき、2次方程式は x2+(4+2)x+4+5=0x^2 + (4+2)x + 4 + 5 = 0 となり、x2+6x+9=0x^2 + 6x + 9 = 0 となります。
これは (x+3)2=0(x + 3)^2 = 0 と変形できるので、重解は x=3x = -3 です。
m=4m = -4 のとき、2次方程式は x2+(4+2)x4+5=0x^2 + (-4+2)x - 4 + 5 = 0 となり、x22x+1=0x^2 - 2x + 1 = 0 となります。
これは (x1)2=0(x - 1)^2 = 0 と変形できるので、重解は x=1x = 1 です。

3. 最終的な答え

m=4m = 4 のとき、重解は x=3x = -3
m=4m = -4 のとき、重解は x=1x = 1

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