100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨を使って、ちょうど200円を支払う方法は何通りあるか。硬貨はそれぞれ何枚使ってもよいし、使わない硬貨があってもよいとする。

算数場合の数組み合わせ数え上げ
2025/6/26
はい、承知しました。それでは、画像にある問題のうち、問題7, 8, 9, 10, 11, 12を解いていきます。
**問題7**

1. 問題の内容

100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨を使って、ちょうど200円を支払う方法は何通りあるか。硬貨はそれぞれ何枚使ってもよいし、使わない硬貨があってもよいとする。

2. 解き方の手順

100円硬貨の枚数で場合分けして考える。
- 100円硬貨を2枚使う場合:50円硬貨、10円硬貨は0枚。1通り。
- 100円硬貨を1枚使う場合:
- 50円硬貨を2枚使う場合:10円硬貨は0枚。1通り。
- 50円硬貨を1枚使う場合:10円硬貨は5枚。1通り。
- 50円硬貨を0枚使う場合:10円硬貨は10枚。1通り。
- 100円硬貨を0枚使う場合:
- 50円硬貨を4枚使う場合:10円硬貨は0枚。1通り。
- 50円硬貨を3枚使う場合:10円硬貨は5枚。1通り。
- 50円硬貨を2枚使う場合:10円硬貨は10枚。1通り。
- 50円硬貨を1枚使う場合:10円硬貨は15枚。1通り。
- 50円硬貨を0枚使う場合:10円硬貨は20枚。1通り。
したがって、合計で1 + 1 + 1 + 1 + 1 + 1 + 1 + 1 + 1 = 9通り。

3. 最終的な答え

9通り
**問題8**

1. 問題の内容

5個の数字0, 1, 2, 3, 4を使って4桁の数を作る。
(1) 各桁の数字が異なるとき、奇数は何個作れるか。
(2) 各桁の数字に重複を許すとき、偶数は何個作れるか。

2. 解き方の手順

(1) 4桁の数字を作る際に、各桁の数字が異なる場合、奇数の個数を求めます。
- 一の位は1または3なので、2通り。
- 千の位は0以外なので、残り4個から選びます。ただし、一の位で使用した数字は除きます。もし一の位が1または3ならば千の位の候補は3通りです。
- 百の位は残り3個から1つ選びます。
- 十の位は残り2個から1つ選びます。
- 一の位が1または3の場合: 千の位は3通り、百の位は3通り、十の位は2通りなので、 2×3×3×2=362 \times 3 \times 3 \times 2 = 36通り。
(2) 各桁の数字に重複を許すとき、偶数の個数を求めます。
- 全体の個数は千の位は0以外なので4通り、残りは5通りなので、4×5×5×5=5004 \times 5 \times 5 \times 5 = 500通り。
- 奇数の個数は千の位は0以外なので4通り、百の位、十の位は5通り、一の位は1,3なので2通り。4×5×5×2=2004 \times 5 \times 5 \times 2 = 200通り。
- 偶数は全体から奇数を引けばよいので、500200=300500 - 200 = 300通り。

3. 最終的な答え

(1) 36個
(2) 300個
**問題9**

1. 問題の内容

1から12までの番号を1つずつ書いた12枚のカードの中から5枚を選ぶとき、次のような選び方は何通りあるか。
(1) 3枚は奇数、2枚は偶数を選ぶ
(2) 少なくとも1枚は偶数を選ぶ

2. 解き方の手順

(1) 1から12までの数字のうち、奇数は6枚、偶数も6枚です。
- 奇数3枚の選び方は 6C3=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_{6}C_{3} = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20通り。
- 偶数2枚の選び方は 6C2=6!2!4!=6×52×1=15_{6}C_{2} = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15通り。
- よって、20×15=30020 \times 15 = 300通り。
(2) 少なくとも1枚は偶数を選ぶ場合は、全体からすべて奇数を選ぶ場合を引けばよいです。
- 全体の選び方は 12C5=12!5!7!=12×11×10×9×85×4×3×2×1=792_{12}C_{5} = \frac{12!}{5!7!} = \frac{12 \times 11 \times 10 \times 9 \times 8}{5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = 792通り。
- すべて奇数を選ぶ選び方は 6C5=6!5!1!=6_{6}C_{5} = \frac{6!}{5!1!} = 6通り。
- よって、7926=786792 - 6 = 786通り。

3. 最終的な答え

(1) 300通り
(2) 786通り
**問題10**

1. 問題の内容

4本の平行線とそれらに交わる5本の平行線がある。これらの平行線によって作られる平行四辺形は、全部で何個あるか。

2. 解き方の手順

平行四辺形は、2本の平行線と、それらに交わる別の2本の平行線を選ぶことで作られます。
- 4本の平行線から2本を選ぶ方法は 4C2=4!2!2!=4×32×1=6_{4}C_{2} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6通り。
- 5本の平行線から2本を選ぶ方法は 5C2=5!2!3!=5×42×1=10_{5}C_{2} = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10通り。
- よって、6×10=606 \times 10 = 60個。

3. 最終的な答え

60個
**問題11**

1. 問題の内容

BANANAの6文字を1列に並べるとき、次の問いに答えよ。
(1) 並べ方は全部で何通りあるか。
(2) Nが両端にくる並べ方は何通りあるか。

2. 解き方の手順

(1) BANANAの6文字のうち、Aが3個、Nが2個、Bが1個です。
全体の並べ方は6!3!2!1!=6×5×4×3×2×1(3×2×1)(2×1)(1)=72012=60\frac{6!}{3!2!1!} = \frac{6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1)(2 \times 1)(1)} = \frac{720}{12} = 60通り。
(2) Nが両端に来る場合、残りの4文字(B, A, A, A)を並べることになります。
並べ方は4!3!=4×3×2×13×2×1=4\frac{4!}{3!} = \frac{4 \times 3 \times 2 \times 1}{3 \times 2 \times 1} = 4通り。

3. 最終的な答え

(1) 60通り
(2) 4通り
**問題12**

1. 問題の内容

色が異なる8個の玉を次のように分ける方法は何通りあるか。
(1) A, Bの2つの箱に3個ずつ、Cの箱に2個入れる。
(2) 3個, 3個, 2個の3つの組に分ける。

2. 解き方の手順

(1) 8個からAに入れる3個を選ぶ方法は 8C3=8!3!5!=8×7×63×2×1=56_{8}C_{3} = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56通り。
残りの5個からBに入れる3個を選ぶ方法は 5C3=5!3!2!=5×42×1=10_{5}C_{3} = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10通り。
残りの2個をCに入れる方法は 2C2=1_{2}C_{2} = 1通り。
よって、56×10×1=56056 \times 10 \times 1 = 560通り。
(2) 8個から3個を選ぶ方法は 8C3=8!3!5!=56_{8}C_{3} = \frac{8!}{3!5!} = 56通り。
残りの5個から3個を選ぶ方法は 5C3=5!3!2!=10_{5}C_{3} = \frac{5!}{3!2!} = 10通り。
残りの2個を選ぶ方法は 2C2=1_{2}C_{2} = 1通り。
3個、3個の組は区別しないので、2!で割る必要があります。
よって、56×10×1/2!=560/2=28056 \times 10 \times 1 / 2! = 560 / 2 = 280通り。

3. 最終的な答え

(1) 560通り
(2) 280通り