先生は分速100mでP地点からQ地点へ、BさんとA君はそれぞれ分速90mと分速80mでQ地点からP地点へ同時に出発しました。途中で先生とBさんがすれ違ってから3分後に先生とA君がすれ違いました。PとQの間の距離を求めます。

算数速さ旅人算距離
2025/6/27

1. 問題の内容

先生は分速100mでP地点からQ地点へ、BさんとA君はそれぞれ分速90mと分速80mでQ地点からP地点へ同時に出発しました。途中で先生とBさんがすれ違ってから3分後に先生とA君がすれ違いました。PとQの間の距離を求めます。

2. 解き方の手順

まず、先生とBさんがすれ違った時点を基準として考えます。その時点から3分後に先生とA君がすれ違います。
先生とBさんがすれ違った時点から3分間に、先生が進んだ距離は 100×3=300100 \times 3 = 300 メートル、A君が進んだ距離は 80×3=24080 \times 3 = 240 メートルです。
先生とBさんがすれ違った場所から、先生とA君がすれ違った場所までの距離は、先生とA君の進んだ距離の合計に等しいので、300+240=540300 + 240 = 540 メートルです。
先生とBさんがすれ違った時点を基準とすると、それ以前に先生が進んだ距離と、Bさんが進んだ距離の合計はPQ間の距離に等しくなります。
先生とBさんがすれ違った時点から3分後に先生とA君がすれ違った時の状況を考えると、
先生とBさんがすれ違った地点から、先生がさらに3分進んだ地点とA君が3分進んだ地点の間の距離は、先ほど求めた540メートルになります。
この540メートルは、Bさんが先生とBさんがすれ違った時点から3分間に進む距離とA君が3分間に進む距離の差に相当します。
先生とBさんがすれ違うまでにかかった時間をtt分とします。PQ間の距離は、100t+90t100t + 90t で表されます。また、100(t+3)+80(t+3)100(t+3)+80(t+3) は、PQ+540PQ + 540に等しくなります。100(t+3)+80(t+3)=180(t+3)=180t+540100(t+3)+80(t+3) = 180(t+3) = 180t + 540.
よって、100t+90t=190t100t+90t = 190t
190t+540=180(t+3)=180t+540190t + 540 = 180(t+3) = 180t + 540.
10t=010t = 0 となって矛盾します.
先生とBさんのすれ違い時点を基準として、tt分後に先生とAさんがすれ違うとすると、
先生は分速100m、Aさんは分速80mなので、100t+80t=180t100t + 80t = 180t.
この距離が先生とBさんがすれ違ってからの3分間に進む距離の差なので、180t=540180t = 540.
t=3t = 3
先生とBさんがすれ違った時点での時間は、TT分とすると、
PQ間の距離は、100T+90T=190T100T+90T = 190T
また、100(T+3)+80(T+3)=180(T+3)=180T+540100(T+3)+80(T+3) = 180(T+3) = 180T+540.
190T=180T+540190T = 180T + 540
10T=54010T = 540
T=54T = 54
したがって、PQ=190T=190×54=10260PQ = 190T = 190 \times 54 = 10260

3. 最終的な答え

10260 m

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