8人を以下の条件でグループ分けする場合の数を求めます。 (1) 8人をA, B, C, Dの4つのグループに、各グループ2人ずつ分ける。 (2) 8人を2人ずつの4つのグループに分ける。 (3) 8人を3人、3人、2人の3つのグループに分ける。

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列
2025/6/27

1. 問題の内容

8人を以下の条件でグループ分けする場合の数を求めます。
(1) 8人をA, B, C, Dの4つのグループに、各グループ2人ずつ分ける。
(2) 8人を2人ずつの4つのグループに分ける。
(3) 8人を3人、3人、2人の3つのグループに分ける。

2. 解き方の手順

(1) A, B, C, D の順に2人ずつ選んでいく方法を考えます。
まずAに入れる2人の選び方は 8C2_8C_2 通り。
次にBに入れる2人の選び方は残りの6人から選ぶので 6C2_6C_2 通り。
Cに入れる2人の選び方は残りの4人から選ぶので 4C2_4C_2 通り。
最後にDに入れる2人は残りの2人なので 2C2=1_2C_2 = 1 通り。
したがって、選び方は 8C2×6C2×4C2×2C2_8C_2 \times _6C_2 \times _4C_2 \times _2C_2 通り。
計算すると、
8C2×6C2×4C2×2C2=8×72×1×6×52×1×4×32×1×1=28×15×6×1=2520 _8C_2 \times _6C_2 \times _4C_2 \times _2C_2 = \frac{8 \times 7}{2 \times 1} \times \frac{6 \times 5}{2 \times 1} \times \frac{4 \times 3}{2 \times 1} \times 1 = 28 \times 15 \times 6 \times 1 = 2520
(2) 2人ずつの4つのグループに分ける場合は、グループの区別がないため、(1)で計算した数からグループの並び順の数 4!4! で割る必要があります。
8C2×6C2×4C2×2C24!=25204×3×2×1=252024=105 \frac{_8C_2 \times _6C_2 \times _4C_2 \times _2C_2}{4!} = \frac{2520}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = \frac{2520}{24} = 105
(3) 3人、3人、2人の3つのグループに分ける場合を考えます。
まず3人のグループを選ぶ方法は 8C3_8C_3 通り。
次に残りの5人からもう一方の3人のグループを選ぶ方法は 5C3_5C_3 通り。
最後に残りの2人で2人のグループを作る方法は 2C2=1_2C_2 = 1 通り。
3人のグループが区別されないので、グループの並び順の数 2!2! で割る必要があります。
8C3×5C3×2C22!=8×7×63×2×1×5×4×33×2×1×12=56×102=5602=280 \frac{_8C_3 \times _5C_3 \times _2C_2}{2!} = \frac{\frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} \times \frac{5 \times 4 \times 3}{3 \times 2 \times 1} \times 1}{2} = \frac{56 \times 10}{2} = \frac{560}{2} = 280

3. 最終的な答え

(1) 2520通り
(2) 105通り
(3) 280通り

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