与えられた画像に書かれた複数の確率・組合せの問題を解きます。具体的には、次の問題です。 (1) 7人(男子3人、女子4人)から3人を選ぶ場合の数を求める。 ① 男女の区別をしない場合。 ② 男子2人、女子1人を選ぶ場合。 ③ 男子1人、女子2人を選ぶ場合。 ④ 特定の1人を必ず選ぶ場合。 (2) 赤玉4個、白玉5個の計9個が入った袋から2個を選ぶ場合の数を求める。 ① 赤玉と白玉の区別をしない場合。 ② 白玉2個を選ぶ場合。 ③ 赤玉2個を選ぶ場合。 ④ 赤玉と白玉を1個ずつ選ぶ場合。 (3) 長方形の縦と横の辺にそれぞれ平行な線が引いてある図において、長方形の総数を求める。 (4) 道路の図において、A地点からB地点まで最短経路で行く場合の数を求める。 ① 全部の経路数 ② C地点を通る経路数 (5) 正八角形に関する問題 ① 3つの頂点を結んで出来る三角形の数 ② 4つの頂点を結んで出来る四角形の数 (6) 円周上の異なる5点がある。これらの点を頂点とする三角形と四角形は、それぞれいくつ作れるか。

確率論・統計学組み合わせ順列場合の数組合せ
2025/6/27

1. 問題の内容

与えられた画像に書かれた複数の確率・組合せの問題を解きます。具体的には、次の問題です。
(1) 7人(男子3人、女子4人)から3人を選ぶ場合の数を求める。
① 男女の区別をしない場合。
② 男子2人、女子1人を選ぶ場合。
③ 男子1人、女子2人を選ぶ場合。
④ 特定の1人を必ず選ぶ場合。
(2) 赤玉4個、白玉5個の計9個が入った袋から2個を選ぶ場合の数を求める。
① 赤玉と白玉の区別をしない場合。
② 白玉2個を選ぶ場合。
③ 赤玉2個を選ぶ場合。
④ 赤玉と白玉を1個ずつ選ぶ場合。
(3) 長方形の縦と横の辺にそれぞれ平行な線が引いてある図において、長方形の総数を求める。
(4) 道路の図において、A地点からB地点まで最短経路で行く場合の数を求める。
① 全部の経路数
② C地点を通る経路数
(5) 正八角形に関する問題
① 3つの頂点を結んで出来る三角形の数
② 4つの頂点を結んで出来る四角形の数
(6) 円周上の異なる5点がある。これらの点を頂点とする三角形と四角形は、それぞれいくつ作れるか。

2. 解き方の手順

(1) 7人から3人を選ぶ場合の数
① 男女の区別をしない場合:
7C3=7!3!(73)!=7!3!4!=7×6×53×2×1=35_{7}C_{3} = \frac{7!}{3!(7-3)!} = \frac{7!}{3!4!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35 通り
② 男子2人、女子1人を選ぶ場合:
男子3人から2人を選ぶ場合の数と、女子4人から1人を選ぶ場合の数の積。
3C2×4C1=3!2!1!×4!1!3!=3×4=12_{3}C_{2} \times _{4}C_{1} = \frac{3!}{2!1!} \times \frac{4!}{1!3!} = 3 \times 4 = 12 通り
③ 男子1人、女子2人を選ぶ場合:
男子3人から1人を選ぶ場合の数と、女子4人から2人を選ぶ場合の数の積。
3C1×4C2=3!1!2!×4!2!2!=3×4×32×1=3×6=18_{3}C_{1} \times _{4}C_{2} = \frac{3!}{1!2!} \times \frac{4!}{2!2!} = 3 \times \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 3 \times 6 = 18 通り
④ 特定の1人を必ず選ぶ場合:
7人から特定の一人を除いた6人から残りの2人を選ぶ。
6C2=6!2!4!=6×52×1=15_{6}C_{2} = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15 通り
(2) 赤玉4個、白玉5個の計9個から2個を選ぶ場合の数
① 赤玉と白玉の区別をしない場合:
9C2=9!2!7!=9×82×1=36_{9}C_{2} = \frac{9!}{2!7!} = \frac{9 \times 8}{2 \times 1} = 36 通り
② 白玉2個を選ぶ場合:
5C2=5!2!3!=5×42×1=10_{5}C_{2} = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10 通り
③ 赤玉2個を選ぶ場合:
4C2=4!2!2!=4×32×1=6_{4}C_{2} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6 通り
④ 赤玉と白玉を1個ずつ選ぶ場合:
4C1×5C1=4×5=20_{4}C_{1} \times _{5}C_{1} = 4 \times 5 = 20 通り
(3) 長方形の数:
縦線と横線からそれぞれ2本ずつ選ぶと長方形が一つ決まる。
縦線4本から2本選ぶ方法は 4C2=6_{4}C_{2} = 6通り。
横線6本から2本選ぶ方法は 6C2=15_{6}C_{2} = 15通り。
したがって長方形の数は 6×15=906 \times 15 = 90 個。
(4) A地点からB地点への最短経路
① 全部の経路数:
右に6回、上に3回移動する必要がある。合計9回の移動のうち、右に6回選ぶ場合の数。
9!6!3!=9×8×73×2×1=84\frac{9!}{6!3!} = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} = 84 通り
② C地点を通る経路数:
AからCまでの経路数と、CからBまでの経路数の積。
AからCは右に2回、上に1回移動。 3!2!1!=3\frac{3!}{2!1!} = 3通り
CからBは右に4回、上に2回移動。 6!4!2!=6×52×1=15\frac{6!}{4!2!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15通り
3×15=453 \times 15 = 45通り
(5) 正八角形
① 3つの頂点を結んで出来る三角形の数
8C3=8!3!(83)!=8!3!5!=8×7×63×2×1=56_{8}C_{3} = \frac{8!}{3!(8-3)!} = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56
② 4つの頂点を結んで出来る四角形の数
8C4=8!4!(84)!=8!4!4!=8×7×6×54×3×2×1=70_{8}C_{4} = \frac{8!}{4!(8-4)!} = \frac{8!}{4!4!} = \frac{8 \times 7 \times 6 \times 5}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 70
(6) 円周上の5点
① 3つの頂点を結んで出来る三角形の数
5C3=5!3!2!=5×42=10_{5}C_{3} = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2} = 10
② 4つの頂点を結んで出来る四角形の数
5C4=5!4!1!=5_{5}C_{4} = \frac{5!}{4!1!} = 5

3. 最終的な答え

(1)
① 35通り
② 12通り
③ 18通り
④ 15通り
(2)
① 36通り
② 10通り
③ 6通り
④ 20通り
(3) 90個
(4)
① 84通り
② 45通り
(5)
① 56
② 70
(6)
三角形:10
四角形:5

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