与えられた曲線上の点Aにおける法線の方程式を求める問題です。 (1) $y=e^{-x}$, $A(-1, e)$ (2) $y=\tan x$, $A(\frac{\pi}{4}, 1)$

解析学微分導関数接線法線指数関数三角関数
2025/6/30

1. 問題の内容

与えられた曲線上の点Aにおける法線の方程式を求める問題です。
(1) y=exy=e^{-x}, A(1,e)A(-1, e)
(2) y=tanxy=\tan x, A(π4,1)A(\frac{\pi}{4}, 1)

2. 解き方の手順

(1) y=exy=e^{-x}, A(1,e)A(-1, e)の場合:
まず、導関数を求めます。
y=exy' = -e^{-x}
点Aにおける接線の傾きを求めます。
y(1)=e(1)=ey'(-1) = -e^{-(-1)} = -e
法線の傾きは、接線の傾きの逆数に-1をかけたものです。
法線の傾き m=1e=1em = -\frac{1}{-e} = \frac{1}{e}
点Aを通る法線の方程式は、次のようになります。
ye=1e(x(1))y - e = \frac{1}{e}(x - (-1))
ye=1e(x+1)y - e = \frac{1}{e}(x + 1)
y=1ex+1e+ey = \frac{1}{e}x + \frac{1}{e} + e
(2) y=tanxy=\tan x, A(π4,1)A(\frac{\pi}{4}, 1)の場合:
まず、導関数を求めます。
y=1cos2xy' = \frac{1}{\cos^2 x}
点Aにおける接線の傾きを求めます。
y(π4)=1cos2(π4)=1(12)2=112=2y'(\frac{\pi}{4}) = \frac{1}{\cos^2(\frac{\pi}{4})} = \frac{1}{(\frac{1}{\sqrt{2}})^2} = \frac{1}{\frac{1}{2}} = 2
法線の傾きは、接線の傾きの逆数に-1をかけたものです。
法線の傾き m=12m = -\frac{1}{2}
点Aを通る法線の方程式は、次のようになります。
y1=12(xπ4)y - 1 = -\frac{1}{2}(x - \frac{\pi}{4})
y=12x+π8+1y = -\frac{1}{2}x + \frac{\pi}{8} + 1

3. 最終的な答え

(1) y=1ex+1e+ey = \frac{1}{e}x + \frac{1}{e} + e
(2) y=12x+π8+1y = -\frac{1}{2}x + \frac{\pi}{8} + 1

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