(1) 直線 $x + y + 1 = 0$ に関して、点 $A(3, 2)$ と対称な点 $B$ の座標を求める。 (2) 直線 $3x + 2y - 6 = 0$ に関して、点 $A(3, 1)$ と対称な点 $B$ の座標を求める。

幾何学座標直線対称点垂直中点
2025/7/1

1. 問題の内容

(1) 直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 に関して、点 A(3,2)A(3, 2) と対称な点 BB の座標を求める。
(2) 直線 3x+2y6=03x + 2y - 6 = 0 に関して、点 A(3,1)A(3, 1) と対称な点 BB の座標を求める。

2. 解き方の手順

(1)
BB の座標を (x,y)(x, y) とする。
線分 ABAB の中点を MM とすると、その座標は (x+32,y+22)(\frac{x+3}{2}, \frac{y+2}{2}) となる。
MM は直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 上にあるので、
x+32+y+22+1=0\frac{x+3}{2} + \frac{y+2}{2} + 1 = 0
x+3+y+2+2=0x+3 + y+2 + 2 = 0
x+y+7=0x + y + 7 = 0
また、直線 ABAB は直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 と垂直である。
直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 の傾きは 1-1 なので、直線 ABAB の傾きは 11 である。
よって、y2x3=1\frac{y-2}{x-3} = 1
y2=x3y - 2 = x - 3
xy1=0x - y - 1 = 0
2つの式を連立して解く。
x+y+7=0x + y + 7 = 0
xy1=0x - y - 1 = 0
2つの式を足すと、
2x+6=02x + 6 = 0
x=3x = -3
y=x1=31=4y = x - 1 = -3 - 1 = -4
よって、点 BB の座標は (3,4)(-3, -4)
(2)
BB の座標を (x,y)(x, y) とする。
線分 ABAB の中点を MM とすると、その座標は (x+32,y+12)(\frac{x+3}{2}, \frac{y+1}{2}) となる。
MM は直線 3x+2y6=03x + 2y - 6 = 0 上にあるので、
3(x+32)+2(y+12)6=03(\frac{x+3}{2}) + 2(\frac{y+1}{2}) - 6 = 0
3(x+3)+2(y+1)12=03(x+3) + 2(y+1) - 12 = 0
3x+9+2y+212=03x + 9 + 2y + 2 - 12 = 0
3x+2y1=03x + 2y - 1 = 0
また、直線 ABAB は直線 3x+2y6=03x + 2y - 6 = 0 と垂直である。
直線 3x+2y6=03x + 2y - 6 = 0 の傾きは 32-\frac{3}{2} なので、直線 ABAB の傾きは 23\frac{2}{3} である。
よって、y1x3=23\frac{y-1}{x-3} = \frac{2}{3}
3(y1)=2(x3)3(y-1) = 2(x-3)
3y3=2x63y - 3 = 2x - 6
2x3y3=02x - 3y - 3 = 0
2つの式を連立して解く。
3x+2y1=03x + 2y - 1 = 0
2x3y3=02x - 3y - 3 = 0
1つ目の式に3をかけ、2つ目の式に2をかける。
9x+6y3=09x + 6y - 3 = 0
4x6y6=04x - 6y - 6 = 0
2つの式を足すと、
13x9=013x - 9 = 0
x=913x = \frac{9}{13}
2(913)3y3=02(\frac{9}{13}) - 3y - 3 = 0
18133y3=0\frac{18}{13} - 3y - 3 = 0
3y=18133913=21133y = \frac{18}{13} - \frac{39}{13} = -\frac{21}{13}
y=713y = -\frac{7}{13}
よって、点 BB の座標は (913,713)(\frac{9}{13}, -\frac{7}{13})

3. 最終的な答え

(1) (3,4)(-3, -4)
(2) (913,713)(\frac{9}{13}, -\frac{7}{13})

「幾何学」の関連問題

空間内に2点 $A(-6, 5, 0)$、$B(2, -7, 4)$ と直線 $l: \frac{x-1}{2} = \frac{y+1}{2} = z+3$ が与えられている。 (1) 2点A, B...

空間ベクトル直線の方程式ねじれの位置距離
2025/7/1

3つの3次元ベクトル $\vec{a} = (1, -2, 3)$, $\vec{b} = (3, -4, 1)$, $\vec{c} = (2, -1, x)$ が与えられている。 (1) ベクトル...

ベクトル内積外積スカラー三重積球面平面接する
2025/7/1

与えられた立体の体積を求める問題です。

体積直方体立体図形
2025/7/1

平行四辺形ABCDにおいて、三角形ABCの内部に点P、三角形ADCの内部に点Qがある。 $\vec{AP}+3\vec{BP}+2\vec{CP}=\vec{0}$、 $3\vec{AQ}+4\vec...

ベクトル面積比平行四辺形三角形
2025/7/1

図のような立体の体積を求める問題です。図形は直方体から直方体をくり抜いたような形をしています。

体積直方体空間図形
2025/7/1

xy平面上の2つの円 $x^2 + y^2 = 1$ と $x^2 + y^2 - 2ax - 6y + a^2 - 7 = 0$ が異なる2点A, Bを共有するような正の定数aの条件を求め、そのとき...

交点弦の長さ座標平面
2025/7/1

与えられた立体の体積を求める問題です。立体は直方体2つを組み合わせた形をしています。それぞれの直方体の寸法が与えられています。

体積直方体3次元
2025/7/1

2つの直線 $y = -3\sqrt{3}x$ と $y = \frac{\sqrt{3}}{2}x$ のなす角 $\theta$ ($0 < \theta < \frac{\pi}{2}$) を求め...

角度直線三角関数
2025/7/1

点$(x, y)$を、$x$軸, $y$軸, 原点に関して対称移動したときの点の座標と、関数$y = f(x)$を$x$軸, $y$軸, 原点に関して対称移動したときの関数を求める問題です。

座標対称移動関数
2025/7/1

xy平面上の2つの円 $x^2 + y^2 = 1$ と $x^2 + y^2 - 8x - 2ay + a^2 - 9 = 0$ が異なる2点A, Bを共有するような正の定数aの条件を求め、さらに線...

交点共通弦距離二次方程式
2025/7/1