2つの直線 $y = -3\sqrt{3}x$ と $y = \frac{\sqrt{3}}{2}x$ のなす角 $\theta$ ($0 < \theta < \frac{\pi}{2}$) を求める。

幾何学角度直線三角関数
2025/7/1

1. 問題の内容

2つの直線 y=33xy = -3\sqrt{3}xy=32xy = \frac{\sqrt{3}}{2}x のなす角 θ\theta (0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2}) を求める。

2. 解き方の手順

直線の傾きと角度の関係を利用する。
直線 y=mxy = mx の傾き mmxx軸の正の方向となす角 α\alpha の関係は、
m=tanαm = \tan{\alpha} で表される。
まず、それぞれの直線の傾きを求める。
m1=33m_1 = -3\sqrt{3}
m2=32m_2 = \frac{\sqrt{3}}{2}
それぞれの直線の xx軸の正の方向となす角を α1\alpha_1, α2\alpha_2 とすると、
tanα1=33\tan{\alpha_1} = -3\sqrt{3}
tanα2=32\tan{\alpha_2} = \frac{\sqrt{3}}{2}
α1=arctan(33)\alpha_1 = \arctan(-3\sqrt{3})
α2=arctan(32)\alpha_2 = \arctan(\frac{\sqrt{3}}{2})
θ=α2α1\theta = |\alpha_2 - \alpha_1| で表される。ただし、今回は 0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2} なので、
tanθ=tanα2tanα11+tanα1tanα2\tan{\theta} = \left| \frac{\tan{\alpha_2} - \tan{\alpha_1}}{1 + \tan{\alpha_1} \tan{\alpha_2}} \right|
tanθ=32(33)1+(32)(33)\tan{\theta} = \left| \frac{\frac{\sqrt{3}}{2} - (-3\sqrt{3})}{1 + (\frac{\sqrt{3}}{2})(-3\sqrt{3})} \right|
tanθ=32+33192\tan{\theta} = \left| \frac{\frac{\sqrt{3}}{2} + 3\sqrt{3}}{1 - \frac{9}{2}} \right|
tanθ=73272\tan{\theta} = \left| \frac{\frac{7\sqrt{3}}{2}}{-\frac{7}{2}} \right|
tanθ=3=3\tan{\theta} = \left| -\sqrt{3} \right| = \sqrt{3}
0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2} であるから、
θ=arctan(3)=π3\theta = \arctan(\sqrt{3}) = \frac{\pi}{3}

3. 最終的な答え

θ=π3\theta = \frac{\pi}{3}

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