まず、2つの円の方程式を整理します。
x2+y2=1 ...(1) x2+y2−8x−2ay+a2−9=0 ...(2) (2)を整理すると
(x−4)2+(y−a)2=25−a2+9 (x−4)2+(y−a)2=34−a2 ...(3) (3)は中心が(4, a), 半径が34−a2の円を表します。 2つの円が異なる2点で交わる条件は、2つの円の中心間の距離が、2つの円の半径の和よりも小さく、差よりも大きいことです。
円(1)の中心は(0, 0), 半径は1です。
円(3)の中心は(4, a), 半径は34−a2です。 中心間の距離dは d=(4−0)2+(a−0)2=16+a2です。 異なる2点で交わる条件は以下となります。
∣34−a2−1∣<16+a2<34−a2+1 まず、16+a2<34−a2+1 を考えます。 16+a2−1<34−a2 両辺を2乗すると、
16+a2−216+a2+1<34−a2 2a2−17<216+a2 両辺を2乗すると、
4a4−68a2+289<4(16+a2) 4a4−72a2+225<0 (2a2−15)2−36a2<0 この不等式を解くには、
(2a2−15)2<36a2 −6a<2a2−15<6a 次に、∣34−a2−1∣<16+a2を考えます。 34−a2−1>−16+a2 34−a2+16+a2>1 (これは常に成り立つ) 34−a2−1<16+a2 (上で解いた) 2つの円が交わる条件は a<34 かつ 34−a2>0であり、2<a<5くらいと予想できます。 2つの円の中心を結ぶ線分が共通弦を垂直に2等分するので、ABの長さが最大となるのは、2つの円の中心を結ぶ線分と共通弦が直交するときです。
つまり、d=16+a2が最小となるときなので、a=0です。しかし、aは正の定数なので、条件に合いません。 直線ABの方程式は、2つの円の方程式の差から得られます。
(x2+y2−8x−2ay+a2−9)−(x2+y2−1)=0 −8x−2ay+a2−8=0 8x+2ay−a2+8=0 円の中心(0, 0)からこの直線までの距離が最小になるとき、線分ABが最大になります。
距離の公式より、
d=64+4a2∣−a2+8∣ f(a)=64+4a2(−a2+8)2=4a2+64a4−16a2+64 f′(a)=(4a2+64)2(4a3−32a)(4a2+64)−(a4−16a2+64)(8a)=0 (4a3−32a)(4a2+64)−(a4−16a2+64)(8a)=0 16a5+256a3−128a3−2048a−8a5+128a3−512a=0 8a5+256a3−2560a=0 a4+32a2−320=0 a2=2−32±322−4(−320)=2−32±1024+1280=2−32±2304=2−32±48 a2=8, a=22 円(1)と円(3)が交点を持つ条件: ∣34−a2−1∣<16+a2<34−a2+1.