座標平面上に正方形OABCがあり、点Aはx軸上、点Cはy軸上にあります。Aのx座標とCのy座標はともに22です。辺OA上に点Pをとり、角PCBの二等分線と辺ABの交点をQとします。線分OQとCPの交点をRとします。OP:OC:CP = 3:4:5であるとき、 (1) 直線CQの式を求めなさい。 (2) 三角形CRQの面積を求めなさい。ただし、座標軸の1目盛りを1cmとします。

幾何学座標平面正方形角度二等分線直線の方程式三角形の面積
2025/3/31
以下に問題の解答を示します。

1. 問題の内容

座標平面上に正方形OABCがあり、点Aはx軸上、点Cはy軸上にあります。Aのx座標とCのy座標はともに22です。辺OA上に点Pをとり、角PCBの二等分線と辺ABの交点をQとします。線分OQとCPの交点をRとします。OP:OC:CP = 3:4:5であるとき、
(1) 直線CQの式を求めなさい。
(2) 三角形CRQの面積を求めなさい。ただし、座標軸の1目盛りを1cmとします。

2. 解き方の手順

(1) 直線CQの式を求める。
まず、各点の座標を求めます。
O(0, 0), A(22, 0), B(22, 22), C(0, 22)
OP:OC = 3:4より、OP = (3/4) * OC = (3/4) * 22 = 33/2
よって、P(33/2, 0)
CPの傾きは、2200332=22332=43 \frac{22-0}{0-\frac{33}{2}} = \frac{22}{-\frac{33}{2}} = -\frac{4}{3}
CPの方程式は、y=43x+22 y = -\frac{4}{3} x + 22
角PCBの二等分線なので、角PCB = 2*角QCB
直線CQは角PCBを二等分するので、直線CQと直線CBのなす角は、直線CQと直線CPのなす角と等しい。
直線CBの傾きは0なので、直線CQの傾きをmとすると、角の二等分線の公式から、
m01+m0=43m1+(43)m \frac{m-0}{1+m*0} = \frac{-\frac{4}{3}-m}{1+(-\frac{4}{3})m}
m=43m143m m = \frac{-\frac{4}{3}-m}{1-\frac{4}{3}m}
m(143m)=43m m(1-\frac{4}{3}m) = -\frac{4}{3} - m
m43m2=43m m - \frac{4}{3}m^2 = -\frac{4}{3} - m
2m43m2+43=0 2m - \frac{4}{3}m^2 + \frac{4}{3} = 0
6m4m2+4=0 6m - 4m^2 + 4 = 0
2m23m2=0 2m^2 - 3m - 2 = 0
(2m+1)(m2)=0 (2m+1)(m-2) = 0
m=12,2 m = -\frac{1}{2}, 2
点Qは線分AB上にあるので、CQの傾きは負。
したがって、直線CQの傾きは12 -\frac{1}{2}
点Qは辺AB上にあるので、x座標は22
直線CQの方程式を y=12x+b y = -\frac{1}{2}x + b とおくと、C(0, 22)を通るので、b=22 b = 22
直線CQの方程式は、y=12x+22 y = -\frac{1}{2}x + 22
点Qのy座標は、y=1222+22=11+22=11 y = -\frac{1}{2}*22 + 22 = -11 + 22 = 11
よって、Q(22, 11)
(2) 三角形CRQの面積を求める。
直線OQの方程式は、y=1122x=12x y = \frac{11}{22} x = \frac{1}{2} x
直線CPの方程式は、y=43x+22 y = -\frac{4}{3} x + 22
交点Rは、12x=43x+22 \frac{1}{2} x = -\frac{4}{3} x + 22
36x+86x=22 \frac{3}{6} x + \frac{8}{6} x = 22
116x=22 \frac{11}{6} x = 22
x=12 x = 12
y=1212=6 y = \frac{1}{2} * 12 = 6
R(12, 6)
三角形CRQの面積は、
C(0, 22), R(12, 6), Q(22, 11)
面積 = 12(0(611)+12(1122)+22(226)) \frac{1}{2} |(0(6-11) + 12(11-22) + 22(22-6))|
= 1201211+2216 \frac{1}{2} |0 - 12*11 + 22*16|
= 12132+352 \frac{1}{2} |-132 + 352|
= 12220=110 \frac{1}{2} |220| = 110

3. 最終的な答え

(1) 直線CQの式: y=12x+22 y = -\frac{1}{2}x + 22
(2) 三角形CRQの面積: 110 cm^2

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