長方形ABCDがあり、AB = 5cm、BC = 9cmである。辺AB上にBE = 3cmとなる点Eをとる。頂点CがEと重なるように折ったときの折れ線をPQ、頂点Dが移った点をFとする。EFとAQの交点をGとする。 (1) BPの長さを求めよ。 (2) AG:GQ:QDの比を求めよ。 (3) 四角形EPQGの面積を求めよ。
2025/4/1
1. 問題の内容
長方形ABCDがあり、AB = 5cm、BC = 9cmである。辺AB上にBE = 3cmとなる点Eをとる。頂点CがEと重なるように折ったときの折れ線をPQ、頂点Dが移った点をFとする。EFとAQの交点をGとする。
(1) BPの長さを求めよ。
(2) AG:GQ:QDの比を求めよ。
(3) 四角形EPQGの面積を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) BPの長さを求める。
三角形EBPは、線分PQを折り目とした折り返しによって、三角形CBPが移動したものである。
したがって、EP = CPである。
三角形EBPにおいて、ピタゴラスの定理より、
ここで、EP = CP = 9 - BPなので、
(2) AG:GQ:QDの比を求める。
点Fは点Dが折り返された点なので、FD=AD=5となる。また、角FPQ = 角DPQ。
AD//BCより、角DPQ = 角BPC。また、角CBP = 90度なので、角FPQ + 角BPC = 180度となることはない。
角FPQ = 角DPQ = 角CPE。
AB//CDより、角AQD = 角EAGとなる。
△AEGと△QDGにおいて、角EAG = 角DQG、角AGE = 角DGOなので、△AEGと△QDGは相似である。
したがって、AG : QG = AE : QDである。
また、AE = AB - BE = 5 - 3 = 2である。
CQ = CE = 3なので、QD = CD - CQ = 5 - 3 = 2である。
したがって、AG : QG = AE : QD = 2 : 2 = 1 : 1
ゆえに、AG = QGである。
AQ = AG + GQ = AG + AG = 2AG
AQ + QD = AD = 5
2AG + QD = 5
△AEGと△QDGが相似なので、AG:QG = AE:QD = 2 : QD
QG = AGより、AG : AG = 2 : QD
QD = 2
しかしこれは矛盾する。
△AQDと△AEGにおいて
角QAD = 角AEG = 90度
角AQD = 角AGE
よって相似
QD/AE=AQ/AGなので、
AD = 5, BE = 3, AE = 2, EP = CP = 5
BP = 4
CQ = EP = 5, QD = 4
QD/AE=4/2=2 なので AQ=2AG
AQ + QG = AE + EG
GQ = (3/2)ADなので GQ = 7.5
AG : GQ : QD = 1:2:3
(3) 四角形EPQGの面積を求める。
3. 最終的な答え
(1) BP = 4 cm
(2) AG:GQ:QD = 2:3:4
(3) 四角形EPQGの面積