極座標の方程式を直交座標の方程式に変換する問題です。問題文には、極座標と直交座標の変換公式として、$r\cos\theta = x$, $r\sin\theta = y$, $r^2 = x^2 + y^2$ が与えられています。4つの極座標の方程式が与えられており、それぞれを直交座標の方程式に変換する必要があります。 (1) $r = \frac{-2}{\sin\theta}$ (2) $r = \frac{\sin\theta}{\cos^2\theta}$ (3) $r = 2(\sin\theta - \cos\theta)$ (4) $r = \frac{2}{1 - \sqrt{2}\cos\theta}$

幾何学極座標直交座標座標変換双曲線
2025/6/3

1. 問題の内容

極座標の方程式を直交座標の方程式に変換する問題です。問題文には、極座標と直交座標の変換公式として、rcosθ=xr\cos\theta = x, rsinθ=yr\sin\theta = y, r2=x2+y2r^2 = x^2 + y^2 が与えられています。4つの極座標の方程式が与えられており、それぞれを直交座標の方程式に変換する必要があります。
(1) r=2sinθr = \frac{-2}{\sin\theta}
(2) r=sinθcos2θr = \frac{\sin\theta}{\cos^2\theta}
(3) r=2(sinθcosθ)r = 2(\sin\theta - \cos\theta)
(4) r=212cosθr = \frac{2}{1 - \sqrt{2}\cos\theta}

2. 解き方の手順

(1) r=2sinθr = \frac{-2}{\sin\theta} の場合
まず、rsinθ=2r\sin\theta = -2 と変形します。次に、rsinθ=yr\sin\theta = y を用いると、y=2y = -2 となります。
(2) r=sinθcos2θr = \frac{\sin\theta}{\cos^2\theta} の場合
まず、rcos2θ=sinθr\cos^2\theta = \sin\theta と変形します。次に、両辺に rr をかけると、r2cos2θ=rsinθr^2\cos^2\theta = r\sin\theta となります。(rcosθ)2=rsinθ(r\cos\theta)^2 = r\sin\theta とも書けます。rcosθ=xr\cos\theta = x および rsinθ=yr\sin\theta = y を用いると、x2=yx^2 = y となります。
(3) r=2(sinθcosθ)r = 2(\sin\theta - \cos\theta) の場合
まず、r=2(yrxr)r = 2(\frac{y}{r} - \frac{x}{r}) と変形します。両辺に rr をかけると、r2=2(yx)r^2 = 2(y - x) となります。r2=x2+y2r^2 = x^2 + y^2 を用いると、x2+y2=2(yx)x^2 + y^2 = 2(y - x) となります。したがって、x2+y2=2y2xx^2 + y^2 = 2y - 2x です。変形すると、x2+2x+y22y=0x^2 + 2x + y^2 - 2y = 0 となり、(x+1)21+(y1)21=0(x+1)^2 - 1 + (y-1)^2 - 1 = 0、つまり (x+1)2+(y1)2=2(x+1)^2 + (y-1)^2 = 2 となります。
(4) r=212cosθr = \frac{2}{1 - \sqrt{2}\cos\theta} の場合
まず、r(12cosθ)=2r(1 - \sqrt{2}\cos\theta) = 2 と変形します。次に、rr2cosθ=2r - r\sqrt{2}\cos\theta = 2 となります。rcosθ=xr\cos\theta = x を用いると、r2x=2r - \sqrt{2}x = 2 となります。したがって、r=2x+2r = \sqrt{2}x + 2 となります。両辺を2乗すると、r2=(2x+2)2r^2 = (\sqrt{2}x + 2)^2 となり、x2+y2=2x2+42x+4x^2 + y^2 = 2x^2 + 4\sqrt{2}x + 4 となります。変形すると、x2+42xy2+4=0x^2 + 4\sqrt{2}x - y^2 + 4 = 0 となります。さらに、x2+42x+(22)2(22)2y2+4=0x^2 + 4\sqrt{2}x + (2\sqrt{2})^2 - (2\sqrt{2})^2 - y^2 + 4 = 0 と変形できます。これは(x+22)28y2+4=0(x + 2\sqrt{2})^2 - 8 - y^2 + 4 = 0、つまり(x+22)2y2=4(x + 2\sqrt{2})^2 - y^2 = 4 となります。

3. 最終的な答え

(1) y=2y = -2
(2) y=x2y = x^2
(3) (x+1)2+(y1)2=2(x+1)^2 + (y-1)^2 = 2
(4) (x+22)2y2=4(x + 2\sqrt{2})^2 - y^2 = 4

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