問題は、与えられた点と直線に関する問題を解くことです。具体的には、2点の中点、点対称な点、特定の条件を満たす直線の方程式、2点を通る直線の方程式、2直線の交点を通る直線の方程式、ある点を通って与えられた直線に平行または垂直な直線の方程式、点と直線の距離を求める問題です。

幾何学直線中点点対称直線の方程式平行垂直距離
2025/6/5

1. 問題の内容

問題は、与えられた点と直線に関する問題を解くことです。具体的には、2点の中点、点対称な点、特定の条件を満たす直線の方程式、2点を通る直線の方程式、2直線の交点を通る直線の方程式、ある点を通って与えられた直線に平行または垂直な直線の方程式、点と直線の距離を求める問題です。

2. 解き方の手順

問題3
(1) 線分ABの中点Mの座標が(1,2)であるとき、A(a,b), B(4,3)なので、中点の座標は(a+42,b+32)\left(\frac{a+4}{2}, \frac{b+3}{2}\right)と表せます。
したがって、
a+42=1\frac{a+4}{2}=1b+32=2\frac{b+3}{2}=2
これを解くと、a=2a=-2, b=1b=1となります。
(2) 点M(-2,6)に関して、点A(8,9)と対称な点B(x,y)とすると、Mは線分ABの中点なので、
x+82=2\frac{x+8}{2}=-2y+92=6\frac{y+9}{2}=6
これを解くと、x=12x=-12, y=3y=3となります。
問題4
(1) 点(1,2)を通り、傾きが3の直線の方程式は、
y2=3(x1)y-2=3(x-1)
y=3x3+2y=3x-3+2
y=3x1y=3x-1
(2) 点(-4,0)を通り、傾きが-2の直線の方程式は、
y0=2(x(4))y-0=-2(x-(-4))
y=2(x+4)y=-2(x+4)
y=2x8y=-2x-8
問題5
(1) A(-1, 2), B(3, 8)を通る直線の方程式は、傾きは823(1)=64=32\frac{8-2}{3-(-1)} = \frac{6}{4} = \frac{3}{2}
よって、y2=32(x(1))y-2 = \frac{3}{2}(x-(-1))
y2=32(x+1)y-2 = \frac{3}{2}(x+1)
2(y2)=3(x+1)2(y-2) = 3(x+1)
2y4=3x+32y-4 = 3x+3
2y=3x+72y = 3x+7
y=32x+72y = \frac{3}{2}x + \frac{7}{2}
3x2y+7=03x - 2y + 7 = 0
(2) A(3, -1), B(-1, 7)を通る直線の方程式は、傾きは7(1)13=84=2\frac{7-(-1)}{-1-3} = \frac{8}{-4} = -2
よって、y(1)=2(x3)y-(-1) = -2(x-3)
y+1=2x+6y+1 = -2x+6
y=2x+5y = -2x+5
2x+y5=02x + y - 5 = 0
(3) A(3, 0), B(0, 4)を通る直線の方程式は、x3+y4=1\frac{x}{3}+\frac{y}{4}=1
4x+3y=124x+3y=12
4x+3y12=04x+3y-12=0
(4) A(-6, -2), B(-6, 3)を通る直線の方程式は、x=6x = -6
問題6
2直線の交点を求める。
3x+y5=03x+y-5=04x+3y10=04x+3y-10=0
3x+y=53x+y=5 から y=53xy=5-3x
4x+3(53x)10=04x+3(5-3x)-10=0
4x+159x10=04x+15-9x-10=0
5x+5=0-5x+5=0
x=1x=1
y=53(1)=2y=5-3(1)=2
交点は(1,2)。
(1,2)と(-1,-4)を通る直線の方程式は、傾きは4211=62=3\frac{-4-2}{-1-1} = \frac{-6}{-2} = 3
y2=3(x1)y-2 = 3(x-1)
y2=3x3y-2 = 3x-3
y=3x1y = 3x-1
3xy1=03x-y-1=0
問題7
(1) y=4x-1に平行なので傾きは4。点(-1,2)を通るから、
y2=4(x(1))y-2=4(x-(-1))
y2=4(x+1)y-2=4(x+1)
y2=4x+4y-2=4x+4
y=4x+6y=4x+6
(2) 2x+y+4=0はy=-2x-4だから傾きは-2。点(5,-3)を通るから、
y(3)=2(x5)y-(-3)=-2(x-5)
y+3=2x+10y+3=-2x+10
y=2x+7y=-2x+7
問題8
(1) y=3x+5に垂直なので傾きは13-\frac{1}{3}。点(6,-4)を通るから、
y(4)=13(x6)y-(-4)=-\frac{1}{3}(x-6)
y+4=13x+2y+4=-\frac{1}{3}x+2
y=13x2y=-\frac{1}{3}x-2
(2) 4x+y+2=0はy=-4x-2だから傾きは-4。これに垂直な直線の傾きは14\frac{1}{4}。点(1,-2)を通るから、
y(2)=14(x1)y-(-2)=\frac{1}{4}(x-1)
y+2=14x14y+2=\frac{1}{4}x-\frac{1}{4}
y=14x94y=\frac{1}{4}x-\frac{9}{4}
問題9
(1) 点(-1,2)と直線3x+4y+5=0の距離は、
3(1)+4(2)+532+42=3+8+59+16=1025=105=2\frac{|3(-1)+4(2)+5|}{\sqrt{3^2+4^2}} = \frac{|-3+8+5|}{\sqrt{9+16}} = \frac{|10|}{\sqrt{25}} = \frac{10}{5} = 2
(2) 点(3,1)と直線x-3y-2=0の距離は、
1(3)3(1)212+(3)2=3321+9=210=210=21010=105\frac{|1(3)-3(1)-2|}{\sqrt{1^2+(-3)^2}} = \frac{|3-3-2|}{\sqrt{1+9}} = \frac{|-2|}{\sqrt{10}} = \frac{2}{\sqrt{10}} = \frac{2\sqrt{10}}{10} = \frac{\sqrt{10}}{5}
(3) 原点Oと直線x+y+2=0の距離は、
1(0)+1(0)+212+12=22=22=222=2\frac{|1(0)+1(0)+2|}{\sqrt{1^2+1^2}} = \frac{|2|}{\sqrt{2}} = \frac{2}{\sqrt{2}} = \frac{2\sqrt{2}}{2} = \sqrt{2}
(4) 原点Oと直線x-2y-10=0の距離は、
1(0)2(0)1012+(2)2=101+4=105=1055=25\frac{|1(0)-2(0)-10|}{\sqrt{1^2+(-2)^2}} = \frac{|-10|}{\sqrt{1+4}} = \frac{10}{\sqrt{5}} = \frac{10\sqrt{5}}{5} = 2\sqrt{5}

3. 最終的な答え

問題3
(1) A(-2, 1)
(2) B(-12, 3)
問題4
(1) y = 3x - 1
(2) y = -2x - 8
問題5
(1) 3x - 2y + 7 = 0
(2) 2x + y - 5 = 0
(3) 4x + 3y - 12 = 0
(4) x = -6
問題6
3x - y - 1 = 0
問題7
(1) y = 4x + 6
(2) y = -2x + 7
問題8
(1) y=13x2y = -\frac{1}{3}x - 2
(2) y=14x94y = \frac{1}{4}x - \frac{9}{4}
問題9
(1) 2
(2) 105\frac{\sqrt{10}}{5}
(3) 2\sqrt{2}
(4) 252\sqrt{5}

「幾何学」の関連問題

与えられた条件を満たす直線の方程式を求める問題です。 (1) 点(1, -3)を通り、$x$軸に平行な直線。 (2) 点(-4, 4)を通り、直線$3x - 2y + 7 = 0$に垂直な直線。 (3...

直線方程式傾き垂直接線
2025/6/6

与えられた図のグラフA, B, Cのうち、関数 $y = -\sqrt{-2x}$ のグラフはどれかを答える問題です。

グラフ関数のグラフ平方根定義域値域象限
2025/6/6

与えられた図において、ベクトル $\vec{a}$ と平行なベクトルを特定し、そのベクトルを $\vec{a}$ を用いて表す。

ベクトル平行ベクトルの演算
2025/6/6

平行四辺形ABCDにおいて、ベクトル$\overrightarrow{AB}$とベクトル$\overrightarrow{BC}$の内積を求めよ。

ベクトル内積平行四辺形三角関数
2025/6/6

縦、横、高さが $a, b, c$ の直方体において、$a, b, c$ の関係が次のとき、直方体の各面を赤、青、黄、緑、白、黒の6色すべてを用いて塗る方法は何通りあるか。 (1) $a = b = ...

直方体立方体場合の数順列円順列色の塗り分け
2025/6/6

3つの平行な直線 $p, q, r$ があり、2つの直線 $a, b$ がこれらの直線と交わっています。直線 $a$ と $p, q, r$ の交点をそれぞれ $A, B, C$ とし、直線 $b$ ...

平行線線分の比相似
2025/6/6

次の2つの三角形 $ABC$ について、指定された辺の長さを求めます。 (1) $c = \sqrt{2}, B = 30^\circ, C = 45^\circ$ のとき、$b$ を求めます。 (2...

三角形正弦定理角度辺の長さ
2025/6/6

海岸の2点A, Bは200m離れており、島にある地点Cから見た角度がそれぞれ$\angle CAB = 135^\circ$、$\angle CBA = 15^\circ$ である。このとき、BとCの...

正弦定理三角形角度距離
2025/6/6

三角形ABCにおいて、$AB = 9$, $BC = 6$である。角Bの二等分線と辺CAの交点をDとし、頂点Aにおける外角の二等分線と辺BCの延長との交点をEとする。$AD = 3$であるとき、線分D...

三角形角の二等分線外角の二等分線相似線分の長さ
2025/6/6

正方形を6個並べた図において、$\angle x + \angle y$ の大きさを求める問題です。

角度正方形図形
2025/6/6