AとBが試合を行い、先に2勝した方を優勝とする。各試合でAがBに勝つ確率は$\frac{2}{3}$で、引き分けはないものとする。 (ア) Aが優勝する確率を求める。 (イ) 1回目にAが勝ったという条件のもとで、2回目にBが勝つ確率を求める。
2025/7/10
1. 問題の内容
AとBが試合を行い、先に2勝した方を優勝とする。各試合でAがBに勝つ確率はで、引き分けはないものとする。
(ア) Aが優勝する確率を求める。
(イ) 1回目にAが勝ったという条件のもとで、2回目にBが勝つ確率を求める。
2. 解き方の手順
(ア) Aが優勝するのは以下のいずれかの場合です。
1. Aが2連勝する場合。
2. Aが1勝1敗の後、Aが勝つ場合。
1の場合、Aが2連勝する確率は
2の場合、Aが1勝1敗の後、Aが勝つ確率は
したがって、Aが優勝する確率は
(イ) 1回目にAが勝ったという条件のもとで、2回目にBが勝つ確率を求めます。
1回目にAが勝ち、2回目にBが勝つ確率はです。
1回目にAが勝った後、Aが優勝するのは以下のいずれかの場合です。
1. 2回目にAが勝つ場合 (Aが2連勝)
2. 2回目にBが勝ち、3回目にAが勝つ場合 (Aが1勝1敗の後、Aが勝つ)
この確率の和を分母とします。
1回目にAが勝つ確率はです。
Aが優勝する確率は、1回目にAが勝つ場合と1回目にBが勝つ場合に分けて考えることができ、
1回目にAが勝った場合、Aが優勝するのは、
Aが2連勝するか、2回目にBが勝ち、3回目にAが勝つ場合です。
この確率は、
したがって、
1回目にAが勝ったという条件のもとで、2回目にBが勝つ確率は
3. 最終的な答え
ア:
イ: