世帯主年代別の年間収入と貯蓄負債額のグラフを見て、次の記述のうちグラフを正しく説明しているものがいくつあるかを選ぶ問題です。 選択肢: * 貯蓄の前年比増加率が一番大きいのは60~69歳である。 * 貯蓄に対する負債の比率は、最も多い年代では140%を越える。 * 20~59歳までの貯蓄の合計と60歳以上の貯蓄の合計では、20~59歳の方が大きい。 * 年間収入が減少すると貯蓄も減少する。
2025/7/15
1. 問題の内容
世帯主年代別の年間収入と貯蓄負債額のグラフを見て、次の記述のうちグラフを正しく説明しているものがいくつあるかを選ぶ問題です。
選択肢:
* 貯蓄の前年比増加率が一番大きいのは60~69歳である。
* 貯蓄に対する負債の比率は、最も多い年代では140%を越える。
* 20~59歳までの貯蓄の合計と60歳以上の貯蓄の合計では、20~59歳の方が大きい。
* 年間収入が減少すると貯蓄も減少する。
2. 解き方の手順
* **記述1:貯蓄の前年比増加率が一番大きいのは60~69歳である。**
この記述を検証するには、グラフから各年代の貯蓄額を読み取り、前年比増加率を計算する必要があります。
* 20代-29代: 442
* 30代-39代: 567
* 40代-49代: 713
* 50代-59代: 816
* 60代-69代: 558
* 70代以上: 450
増加額を計算すると以下のようになります。
* 30代-39代: 567-442 = 125
* 40代-49代: 713-567 = 146
* 50代-59代: 816-713 = 103
* 60代-69代: 558-816 = -258
* 70代以上: 450-558 = -108
前年比の増加率に着目すると、60-69歳はマイナスになっているため最大ではありません。また、増加額で比較すると40-49歳が146と最も大きいことがわかります。したがってこの記述は誤りです。
* **記述2:貯蓄に対する負債の比率は、最も多い年代では140%を越える。**
貯蓄に対する負債の比率(負債/貯蓄)を各年代で計算し、最大値を調べます。
* 20代-29代: 負債-293/貯蓄442 = -0.66
* 30代-39代: 負債-909/貯蓄567 = -1.60
* 40代-49代: 負債-978/貯蓄713 = -1.37
* 50代-59代: 負債-536/貯蓄816 = -0.66
* 60代-69代: 負債-197/貯蓄558 = -0.35
* 70代以上: 負債-96/貯蓄450 = -0.21
これらの絶対値の最大値は、30代-39代の1.60となり、割合にすると160%です。 したがって、140%を超える年代があるので記述は正しいです。
* **記述3:20~59歳までの貯蓄の合計と60歳以上の貯蓄の合計では、20~59歳の方が大きい。**
20~59歳の貯蓄の合計:
60歳以上の貯蓄の合計:
なので、記述は正しいです。
* **記述4:年間収入が減少すると貯蓄も減少する。**
グラフだけでは因果関係を判断できませんが、一般的に年間収入が減少すると貯蓄も減少すると考えられます。しかし、グラフでは70歳以上で年間収入が増加していますが、貯蓄は減少しています。したがってこの記述は誤りです。
正しく説明している記述は2つです。
3. 最終的な答え
2つ