1個のサイコロを5回投げるとき、以下の確率を求めよ。 (1) 1,2,3,5回目に素数の目が出て、4回目に素数でない目が出る確率 (2) 素数の目がちょうど4回出る確率 (3) 素数の目が4回以上出る確率

確率論・統計学確率サイコロ二項分布組み合わせ
2025/7/18

1. 問題の内容

1個のサイコロを5回投げるとき、以下の確率を求めよ。
(1) 1,2,3,5回目に素数の目が出て、4回目に素数でない目が出る確率
(2) 素数の目がちょうど4回出る確率
(3) 素数の目が4回以上出る確率

2. 解き方の手順

(1) サイコロの目は1から6まであり、そのうち素数は2, 3, 5の3つである。したがって、素数の目が出る確率は 3/6=1/23/6 = 1/2 である。素数でない目が出る確率も 11/2=1/21 - 1/2 = 1/2 である。
1,2,3,5回目に素数の目が出て、4回目に素数でない目が出る確率は、それぞれの確率の積で計算できる。
(1/2)(1/2)(1/2)(1/2)(1/2)=(1/2)5=1/32 (1/2) * (1/2) * (1/2) * (1/2) * (1/2) = (1/2)^5 = 1/32
(2) 5回のうちちょうど4回素数の目が出る確率は、二項分布で考える。
素数の目が出る確率を p=1/2p = 1/2 、素数でない目が出る確率を q=1/2q = 1/2 とする。
5回中4回素数の目が出る組み合わせは 5C4=5_5C_4 = 5 通りである。
したがって、求める確率は
5C4p4q1=5(1/2)4(1/2)1=5(1/2)5=5/32 _5C_4 * p^4 * q^1 = 5 * (1/2)^4 * (1/2)^1 = 5 * (1/2)^5 = 5/32
(3) 素数の目が4回以上出る確率は、4回出る確率と5回出る確率の和である。
4回出る確率は(2)で求めた 5/325/32 である。
5回とも素数の目が出る確率は (1/2)5=1/32(1/2)^5 = 1/32 である。
したがって、求める確率は 5/32+1/32=6/32=3/165/32 + 1/32 = 6/32 = 3/16 である。

3. 最終的な答え

(1) 1/321/32
(2) 5/325/32
(3) 3/163/16

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