100人に2つのアンケートA, Bを実施した。Aに賛成の人は63人、Bに賛成の人は58人、A, Bの少なくともどちらかに賛成の人は39人だった。AにもBにも賛成でない人は何人か求める。

確率論・統計学集合ベン図包含と排除の原理アンケート調査
2025/7/11

1. 問題の内容

100人に2つのアンケートA, Bを実施した。Aに賛成の人は63人、Bに賛成の人は58人、A, Bの少なくともどちらかに賛成の人は39人だった。AにもBにも賛成でない人は何人か求める。

2. 解き方の手順

まず、集合の記号を用いて、与えられた情報を整理します。
* 全体集合の要素数(アンケートに答えた人の総数):U=100U = 100
* Aに賛成した人の数:n(A)=63n(A) = 63
* Bに賛成した人の数:n(B)=58n(B) = 58
* AまたはBに賛成した人の数:n(AB)=86n(A \cup B) = 86
AまたはBに賛成した人の数 n(AB)n(A \cup B) は、Aに賛成した人の数 n(A)n(A) 、Bに賛成した人の数 n(B)n(B) 、AとBの両方に賛成した人の数 n(AB)n(A \cap B) を用いて、次の式で表されます。
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)
この式を変形することで、n(AB)n(A \cap B) を求めることができます。
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cap B) = n(A) + n(B) - n(A \cup B)
n(AB)=63+5886n(A \cap B) = 63 + 58 - 86
n(AB)=35n(A \cap B) = 35
AにもBにも賛成でない人の数は、全体集合の要素数からAまたはBに賛成した人の数を引くことで求められます。
n(AB)=n(U)n(AB)n(\overline{A \cup B}) = n(U) - n(A \cup B)
n(AB)=10086=14n(\overline{A \cup B}) = 100 - 86 = 14

3. 最終的な答え

AにもBにも賛成でない人は14人です。

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