帯グラフから、日曜日と月曜日に家の前を通った自動車の種類(乗用車、トラック、タクシー、その他)の割合がわかります。この情報を使って、いくつかの問いに答える必要があります。また、つよしさんの考えの誤りを説明する必要があります。

算数割合百分率帯グラフ計算
2025/7/16

1. 問題の内容

帯グラフから、日曜日と月曜日に家の前を通った自動車の種類(乗用車、トラック、タクシー、その他)の割合がわかります。この情報を使って、いくつかの問いに答える必要があります。また、つよしさんの考えの誤りを説明する必要があります。

2. 解き方の手順

① 日曜日に通った自動車のうち、乗用車の割合は何%ですか?
帯グラフを見ると、日曜日の乗用車の割合は60%です。
② 日曜日に通った自動車のうち、乗用車の台数は、トラックの台数の何倍ですか?
日曜日の全体の台数は80台です。
乗用車の割合は60%なので、乗用車の台数は 80×0.6=4880 \times 0.6 = 48 台です。
トラックの割合は20%なので、トラックの台数は 80×0.2=1680 \times 0.2 = 16 台です。
乗用車の台数はトラックの台数の 48÷16=348 \div 16 = 3 倍です。
③ 月曜日に通った自動車のうち、乗用車とトラックとタクシーの台数をあわせると、月曜日の全体の何%になりますか?
月曜日の乗用車の割合は40%、トラックの割合は30%、タクシーの割合は20%です。
したがって、乗用車とトラックとタクシーの合計割合は 40%+30%+20%=90%40\% + 30\% + 20\% = 90\% です。
④ 月曜日に通った自動車のうち、乗用車の台数は何台ですか?
月曜日の全体の台数は60台です。
乗用車の割合は40%なので、乗用車の台数は 60×0.4=2460 \times 0.4 = 24 台です。
⑤ つよしさんの考えはまちがっています。ことばや式を使って、その理由を書きましょう。
つよしさんは「月曜日の割合のほうが大きいから、タクシーの台数は月曜日のほうが多いです」と言っています。しかし、これは割合だけで判断しているため誤りです。全体の台数を考慮する必要があります。
日曜日のタクシーの台数は 80×0.1=880 \times 0.1 = 8 台です。
月曜日のタクシーの台数は 60×0.2=1260 \times 0.2 = 12 台です。
したがって、タクシーの台数は月曜日の方が多く、つよしさんの主張は結果としては正しいです。
ただし、割合が大きいから台数が多いとは限りません。全体の台数が違う場合、割合が小さくても台数が多くなることがあります。例えば、日曜日のその他は10%ですが、台数は8台です。月曜日のその他は10%で、台数は6台です。
別の例として、仮に日曜日のタクシーが5%で、月曜日のタクシーが50%だったとしても、日曜日の総数が1000台、月曜日の総数が10台であれば、日曜日のタクシーの台数は50台、月曜日のタクシーの台数は5台となり、日曜日のタクシーの方が多くなります。

3. 最終的な答え

① 60%
② 3倍
③ 90%
④ 24台
⑤ つよしさんの考えは、割合だけで判断しているため、論理的には必ずしも正しいとは言えません。割合だけでなく、全体の台数も考慮する必要があります。日曜日と月曜日のタクシーの台数を計算すると、日曜日は8台、月曜日は12台となり、たまたま月曜日の方が多かっただけで、割合が大きいから台数が多いとは限りません。