1. 問題の内容
関数 によって定まる陰関数の極値を求める。
2. 解き方の手順
陰関数定理により、 の近傍で が の関数として表されるとする。
この陰関数を と書く。極値を与える条件は である。
を で微分すると、
である。
したがって、
のとき、
これを に代入すると、
のとき、
のとき、
極値は、 上の と である。
が の関数として与えられているとき, の極値を求めるために2階微分を計算する必要がある。
をさらにで微分すると、
極値の条件からなので、
点 において、 であるから、極大値を取る。
点 において、 であるから、極小値を取る。
において、 は極大値である。
において、 は極小値である。
3. 最終的な答え
陰関数の極大値は ( のとき)、極小値は ( のとき)である。