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1. 問題の内容
問題は以下の3つに分かれています。
1. 関数 $f(x)$ が $x=0$ で微分可能かどうかを判定します。
(1)
(2)
2. 次の関数の $x=1$ における微分係数を定義に従って求めます。
(1)
(2)
(3)
(4)
3. 問題2で与えられた各関数の導関数を定義に従って求めます。
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2. 解き方の手順
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1. 微分可能性の判定
ある関数 が で微分可能であるためには、以下の極限が存在する必要があります。
この極限が存在するためには、左極限と右極限が一致する必要があります。
(1) の場合:
における微分可能性を調べるので、 です。
のとき、 なので、
のとき、 なので、
右極限と左極限が一致しないため、 で微分可能ではありません。
右極限と左極限が一致しないため、 で微分可能ではありません。
(2) の場合:
における微分可能性を調べるので、 です。
のとき、
のとき、
右極限と左極限が一致するので、 で微分可能です。
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2. 微分係数の計算 (定義に従って)
微分係数は、以下の式で定義されます。
今回は なので、
(1)
(2)
(3)
(4)
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3. 導関数の計算 (定義に従って)
導関数は、以下の式で定義されます。
(1)
(2)
(3)
(4)
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