行列式を計算するには、いくつかの方法がありますが、ここでは余因子展開を利用します。まず、第3行に着目します。なぜなら、第3行に0が含まれているため、計算が少し簡単になるからです。第3行に沿って余因子展開を行うと、
det(A)=2⋅C31+0⋅C32+6⋅C33+5⋅C34 ここで、Cijは(i, j)成分の余因子です。特に、C32の項は0になるので計算不要です。 C31=(−1)3+1231893782=1⋅(2(18−24)−8(6−8)+7(9−9))=2(−6)−8(−2)+7(0)=−12+16+0=4 C33=(−1)3+3582231782=1⋅(5(6−8)−2(16−16)+7(8−6))=5(−2)−2(0)+7(2)=−10−0+14=4 C34=(−1)3+4582231893=−1⋅(5(9−9)−2(24−18)+8(8−6))=−1⋅(5(0)−2(6)+8(2))=−1⋅(0−12+16)=−1⋅4=−4 したがって、det(A)=2(4)+0+6(4)+5(−4)=8+24−20=12