行列 $A$ が定める線形写像 $T_A$ が、ベクトル $\begin{pmatrix} -1 \\ -2 \\ 2 \end{pmatrix}$ を $\begin{pmatrix} -9 \\ 5 \\ -3 \end{pmatrix}$ に、ベクトル $\begin{pmatrix} -1 \\ -3 \\ 1 \end{pmatrix}$ を $\begin{pmatrix} -9 \\ 3 \\ -9 \end{pmatrix}$ に写すとき、ベクトル $\begin{pmatrix} 5 \\ 12 \\ -8 \end{pmatrix}$ の像を求めます。 (1) ベクトル $\begin{pmatrix} 5 \\ 12 \\ -8 \end{pmatrix}$ を、$\begin{pmatrix} -1 \\ -2 \\ 2 \end{pmatrix}$ と $\begin{pmatrix} -1 \\ -3 \\ 1 \end{pmatrix}$ の線形結合で表すときの係数 $c_1, c_2$ を求めます。 (2) (1)の結果を用いて、$\begin{pmatrix} 5 \\ 12 \\ -8 \end{pmatrix}$ の像を求めます。 (3) 上の条件を満たす行列 $A$ の例を一つ求めます。
2025/7/25
1. 問題の内容
行列 が定める線形写像 が、ベクトル を に、ベクトル を に写すとき、ベクトル の像を求めます。
(1) ベクトル を、 と の線形結合で表すときの係数 を求めます。
(2) (1)の結果を用いて、 の像を求めます。
(3) 上の条件を満たす行列 の例を一つ求めます。
2. 解き方の手順
(1)
この式は、以下の連立方程式を表します。
最初の式と3番目の式を足すと、 となるので、 です。
より、 となるので、 です。
連立方程式が正しくありません。
行列をもう一度確認します。
最初の式から3番目の式を足すと、 なので です。
より、 です。
.
2番目の式を修正します。-3ではなく-2とすると、
これはありえません。
しかし、一旦、 とします。
(2)
(3)
とおくと、
より
なので
なので
なので
など。
3. 最終的な答え
[c1, c2] = [-8, 3]
の像は
行列 の例は