曲線 $y = \frac{1}{3}x^3 - x^2 - \frac{1}{2}x + 2$ について、$x=1$ の点における法線の方程式を求めよ。

解析学微分接線法線微分方程式
2025/4/5

1. 問題の内容

曲線 y=13x3x212x+2y = \frac{1}{3}x^3 - x^2 - \frac{1}{2}x + 2 について、x=1x=1 の点における法線の方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、x=1x=1 における yy の値を求める。
y=13(1)3(1)212(1)+2=13112+2=263+126=56y = \frac{1}{3}(1)^3 - (1)^2 - \frac{1}{2}(1) + 2 = \frac{1}{3} - 1 - \frac{1}{2} + 2 = \frac{2 - 6 - 3 + 12}{6} = \frac{5}{6}
よって、接点の座標は (1,56)(1, \frac{5}{6}) である。
次に、yyxx で微分して、導関数 yy' を求める。
y=ddx(13x3x212x+2)=x22x12y' = \frac{d}{dx}(\frac{1}{3}x^3 - x^2 - \frac{1}{2}x + 2) = x^2 - 2x - \frac{1}{2}
x=1x=1 における yy' の値を求める。これは接線の傾きに相当する。
yx=1=(1)22(1)12=1212=32y'|_{x=1} = (1)^2 - 2(1) - \frac{1}{2} = 1 - 2 - \frac{1}{2} = -\frac{3}{2}
法線の傾きは、接線の傾きの逆数の符号を反転させたものであるから、
法線の傾き =132=23= - \frac{1}{-\frac{3}{2}} = \frac{2}{3}
法線の方程式は、yy1=m(xx1)y - y_1 = m(x - x_1) で与えられる。ここで (x1,y1)=(1,56)(x_1, y_1) = (1, \frac{5}{6}) であり、m=23m = \frac{2}{3} である。
y56=23(x1)y - \frac{5}{6} = \frac{2}{3}(x - 1)
y=23x23+56y = \frac{2}{3}x - \frac{2}{3} + \frac{5}{6}
y=23x+4+56y = \frac{2}{3}x + \frac{-4 + 5}{6}
y=23x+16y = \frac{2}{3}x + \frac{1}{6}

3. 最終的な答え

y=23x+16y = \frac{2}{3}x + \frac{1}{6}

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