ある中学校の1年生40人の垂直とびの記録が、度数分布表と相対度数の分布表にまとめられている。 (1) 表中の空欄ア、イ、ウに当てはまる数を求める。 (2) 45cm以上跳んだ生徒の割合を求める。

確率論・統計学度数分布表相対度数割合データ分析
2025/4/5

1. 問題の内容

ある中学校の1年生40人の垂直とびの記録が、度数分布表と相対度数の分布表にまとめられている。
(1) 表中の空欄ア、イ、ウに当てはまる数を求める。
(2) 45cm以上跳んだ生徒の割合を求める。

2. 解き方の手順

(1) ア、イ、ウに当てはまる数を求める。
ア:相対度数は、度数を全体の人数で割ったものである。アの階級(25~30cm)の度数は2人なので、相対度数は2/40=0.052/40 = 0.05となる。問題文中のアは0.150となっているので、誤り。正しい値は、2/40=0.052/40 = 0.05である。
しかし、問題文の指示に従い、与えられた値をそのまま使う。アの階級は30~35なので、その相対度数は0.150。したがって、度数は40×0.150=640 \times 0.150 = 6
イ:イの階級(35~40cm)の相対度数は0.175なので、度数は40×0.175=740 \times 0.175 = 7
ウ:相対度数の合計は1.000である。したがって、ウの階級(45~50cm)の相対度数は、
1.0000.0500.1500.1750.2500.0500.025=0.3001.000 - 0.050 - 0.150 - 0.175 - 0.250 - 0.050 - 0.025 = 0.300
ウの度数は40×0.300=1240 \times 0.300 = 12
(2) 45cm以上跳んだ生徒の割合を求める。
45cm以上の生徒は、45~50cm、50~55cm、55~60cm、60~65cmの階級に含まれる生徒である。
それぞれの度数は、12人、2人、4人、10人である。
したがって、45cm以上の生徒の合計は、12+2+4+10=2812 + 2 + 4 + 10 = 28人である。
全体の人数は40人なので、45cm以上跳んだ生徒の割合は28/40=0.728/40 = 0.7となる。

3. 最終的な答え

(1) ア: 6, イ: 7, ウ: 12
(2) 0.7

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