(1) $\sqrt{14}$ の整数部分を $a$, 小数部分を $b$ とするとき、$a$ と $b$ の値を求めよ。 (2) $\frac{1}{b}$ の整数部分を $c$, 小数部分を $d$ とするとき、$c$ と $d$ の値を求めよ。

算数平方根有理化整数部分小数部分
2025/8/2

1. 問題の内容

(1) 14\sqrt{14} の整数部分を aa, 小数部分を bb とするとき、aabb の値を求めよ。
(2) 1b\frac{1}{b} の整数部分を cc, 小数部分を dd とするとき、ccdd の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 14\sqrt{14} の整数部分を求める。
32=93^2 = 9 であり、42=164^2 = 16 であるから、3<14<43 < \sqrt{14} < 4 である。
したがって、14\sqrt{14} の整数部分は a=3a=3 である。
小数部分は b=14a=143b = \sqrt{14} - a = \sqrt{14} - 3 である。
(2) 1b\frac{1}{b} の値を計算する。
1b=1143\frac{1}{b} = \frac{1}{\sqrt{14} - 3}
分母を有理化するために、分子と分母に 14+3\sqrt{14} + 3 を掛ける。
1143=14+3(143)(14+3)=14+3149=14+35\frac{1}{\sqrt{14} - 3} = \frac{\sqrt{14} + 3}{(\sqrt{14} - 3)(\sqrt{14} + 3)} = \frac{\sqrt{14} + 3}{14 - 9} = \frac{\sqrt{14} + 3}{5}
14+35\frac{\sqrt{14} + 3}{5} の整数部分を求める。
3<14<43 < \sqrt{14} < 4 より、3+3<14+3<4+33+3 < \sqrt{14} + 3 < 4+3
6<14+3<76 < \sqrt{14} + 3 < 7
65<14+35<75\frac{6}{5} < \frac{\sqrt{14} + 3}{5} < \frac{7}{5}
1.2<14+35<1.41.2 < \frac{\sqrt{14} + 3}{5} < 1.4
14+35\frac{\sqrt{14} + 3}{5} の整数部分は c=1c=1 である。
小数部分は d=14+35c=14+351=14+355=1425d = \frac{\sqrt{14} + 3}{5} - c = \frac{\sqrt{14} + 3}{5} - 1 = \frac{\sqrt{14} + 3 - 5}{5} = \frac{\sqrt{14} - 2}{5} である。

3. 最終的な答え

(1) a=3a = 3, b=143b = \sqrt{14} - 3
(2) c=1c = 1, d=1425d = \frac{\sqrt{14} - 2}{5}

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