(1) 積分範囲の図示
与えられた積分 ∫01(∫0yf(x,y)dx)dy から、積分範囲を読み取ります。 * yの積分範囲: 0≤y≤1 * xの積分範囲: 0≤x≤y x=y を y=x2 と書き換えます。積分範囲は、xy平面上の領域で、0≤y≤1 かつ 0≤x≤y、すなわち 0≤x≤1 かつ x2≤y≤1 です。 (2) 積分の順序の変更
積分の順序を変更するには、積分範囲をxで先に積分するように書き換えます。
上記より、0≤x≤1 かつ x2≤y≤1 なので、積分は次のようになります。 ∫01(∫x21f(x,y)dy)dx (3) f(x,y)=x2+y のときの積分の計算 f(x,y)=x2+y を与えられた積分に代入し、積分を計算します。 まず、元の積分について計算します。
∫01(∫0y(x2+y)dx)dy=∫01[3x3+xy]0ydy =∫01(3y3/2+y3/2)dy=∫0134y3/2dy =34[52y5/2]01=34⋅52=158 次に、積分順序を変更した後の積分について計算します。
∫01(∫x21(x2+y)dy)dx=∫01[x2y+2y2]x21dx =∫01(x2+21−x4−2x4)dx=∫01(x2+21−23x4)dx =[3x3+21x−23⋅5x5]01=31+21−103=3010+15−9=3016=158