縦2列、横3列に並んだ6つのマスに、1から6までの数字が書かれたカードを1枚ずつ並べる。上列の3つの数の積を $a_1$、下列の3つの数の積を $a_2$、左列の2つの数の積を $b_1$、中央列の2つの数の積を $b_2$、右列の2つの数の積を $b_3$ とする。以下の問いに答える。 (1) $a_1$ が奇数となるような6枚のカードの並べ方は何通りあるか。 (2) $a_1$ が偶数となるような6枚のカードの並べ方は何通りあるか。 (3) $b_1$ が偶数となるような6枚のカードの並べ方は何通りあるか。 (4) $a_1$, $a_2$ がともに偶数となるような6枚のカードの並べ方は何通りあるか。 (5) $a_1$, $a_2$, $b_1$, $b_2$, $b_3$ がすべて偶数となるような6枚のカードの並べ方は何通りあるか。
2025/8/7
1. 問題の内容
縦2列、横3列に並んだ6つのマスに、1から6までの数字が書かれたカードを1枚ずつ並べる。上列の3つの数の積を 、下列の3つの数の積を 、左列の2つの数の積を 、中央列の2つの数の積を 、右列の2つの数の積を とする。以下の問いに答える。
(1) が奇数となるような6枚のカードの並べ方は何通りあるか。
(2) が偶数となるような6枚のカードの並べ方は何通りあるか。
(3) が偶数となるような6枚のカードの並べ方は何通りあるか。
(4) , がともに偶数となるような6枚のカードの並べ方は何通りあるか。
(5) , , , , がすべて偶数となるような6枚のカードの並べ方は何通りあるか。
2. 解き方の手順
(1) が奇数となるのは、上列の3つの数字がすべて奇数のときである。1, 3, 5 の3つの奇数を上列に並べる方法は 通り。残りの 2, 4, 6 の3つの偶数を下列に並べる方法は 通り。したがって、 が奇数となる並べ方は 通り。
(2) が偶数となるのは、すべての並べ方から が奇数となる並べ方を除いたものである。すべての並べ方は 通り。したがって、 が偶数となる並べ方は 通り。
(3) が偶数となるのは、左列の少なくとも一つの数字が偶数のときである。 が奇数となるのは、左列の数字がともに奇数のときである。1, 3, 5 の3つの奇数から2つを選んで並べる方法は 通り。残りの4つの数字を並べる方法は 通り。したがって、 が奇数となる並べ方は 通り。したがって、 が偶数となる並べ方は 通り。
(4) と がともに偶数となるのは、少なくとも1つの偶数が上列にあり、少なくとも1つの偶数が下列にある場合である。
と がともに奇数となる場合は (1) より36通り。
が奇数、 が偶数となる場合、上列に奇数が3つ、下列に少なくとも1つ偶数がある。 が奇数のとき、 は偶数になる。 が偶数、 が奇数となる場合は、が奇数のとき、 は偶数になる。
またはの少なくとも一方が奇数になるのは、 が奇数の場合は36通り、 が奇数の場合も36通り。とが両方奇数の場合は36通り。よってまたはの少なくとも一方が奇数になる場合は ではない。
が奇数となるのが36通り。が偶数となるのが684通り。
全ての並べ方は 通り。
が奇数となる場合は、1, 3, 5が上段に並び、2, 4, 6が下段に並ぶ。これは 通り。
したがって、 と が共に偶数となる並べ方は、 と のいずれかが奇数になる場合を除けば良い。
か のどちらかが奇数になるのは、
が両方奇数になるのは、 通り
が両方とも偶数になる場合
(5) がすべて偶数となる並べ方を考える。
3. 最終的な答え
(1) 36通り
(2) 684通り
(3) 576通り
(4) 解答不能
(5) 解答不能