10%の食塩水100gが入っている容器がある。この容器から$x$gの食塩水を取り出し、代わりに$x$gの水を入れ、よくかき混ぜる。さらに、1回目に取り出した量の2倍の量の食塩水を取り出し、それと同量の水を入れ、よくかき混ぜたところ、食塩水の濃度は4.8%になった。 (1) 1回目の操作で容器に残る食塩の量を、$x$を用いて表しなさい。 (2) 1回目に取り出した食塩水の量を求めなさい。
2025/8/7
1. 問題の内容
10%の食塩水100gが入っている容器がある。この容器からgの食塩水を取り出し、代わりにgの水を入れ、よくかき混ぜる。さらに、1回目に取り出した量の2倍の量の食塩水を取り出し、それと同量の水を入れ、よくかき混ぜたところ、食塩水の濃度は4.8%になった。
(1) 1回目の操作で容器に残る食塩の量を、を用いて表しなさい。
(2) 1回目に取り出した食塩水の量を求めなさい。
2. 解き方の手順
(1)
まず、1回目の操作で取り出した食塩の量を計算します。
10%の食塩水gに含まれる食塩の量は、gです。
1回目の操作後、容器に残る食塩水の量はgです。
この中に含まれる食塩の量は、gです。
したがって、1回目の操作で容器に残る食塩の量は、です。
(2)
1回目の操作後、食塩水の量は100gです。食塩の量はgなので、濃度はです。
2回目の操作で取り出す食塩水の量はgです。この食塩水に含まれる食塩の量はgです。
2回目の操作後、容器に残る食塩水の量はgです。2回目の操作後の食塩水の量は100gに保たれています。
2回目の操作後、容器に残る食塩の量は、gです。
2回目の操作後の食塩水の濃度は4.8%なので、食塩の量はgです。
したがって、という式が成り立ちます。
両辺を500倍して、
または
は100以下なので、
3. 最終的な答え
(1) 1回目の操作で容器に残る食塩の量は、 g。
(2) 1回目に取り出した食塩水の量は、20g。