袋の中に赤球が4個、白球が3個入っている。この袋から同時に2個の球を取り出すとき、以下の確率を求める。 (1) 2個とも赤球である確率 (2) 少なくとも1個は赤球である確率

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数事象
2025/4/6

1. 問題の内容

袋の中に赤球が4個、白球が3個入っている。この袋から同時に2個の球を取り出すとき、以下の確率を求める。
(1) 2個とも赤球である確率
(2) 少なくとも1個は赤球である確率

2. 解き方の手順

(1) 2個とも赤球である確率
まず、2個の球を取り出すすべての組み合わせの数を計算する。
これは、7個の球から2個を選ぶ組み合わせなので、7C2_{7}C_{2}となる。
7C2=7!2!(72)!=7×62×1=21_{7}C_{2} = \frac{7!}{2!(7-2)!} = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21
次に、2個とも赤球である組み合わせの数を計算する。
これは、4個の赤球から2個を選ぶ組み合わせなので、4C2_{4}C_{2}となる。
4C2=4!2!(42)!=4×32×1=6_{4}C_{2} = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
したがって、2個とも赤球である確率は、
4C27C2=621=27\frac{_{4}C_{2}}{_{7}C_{2}} = \frac{6}{21} = \frac{2}{7}
(2) 少なくとも1個は赤球である確率
少なくとも1個は赤球である確率は、1から「2個とも白球である確率」を引くことで求められる。
2個とも白球である確率は、3個の白球から2個を選ぶ組み合わせをすべての組み合わせで割ったものである。
3C2=3!2!(32)!=3×22×1=3_{3}C_{2} = \frac{3!}{2!(3-2)!} = \frac{3 \times 2}{2 \times 1} = 3
2個とも白球である確率は、
3C27C2=321=17\frac{_{3}C_{2}}{_{7}C_{2}} = \frac{3}{21} = \frac{1}{7}
したがって、少なくとも1個は赤球である確率は、
117=671 - \frac{1}{7} = \frac{6}{7}

3. 最終的な答え

(1) 2個とも赤球である確率: 27\frac{2}{7}
(2) 少なくとも1個は赤球である確率: 67\frac{6}{7}

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