3つのサイコロA, B, Cを投げたとき、出た目の和が7になる場合の数を求める問題です。

確率論・統計学確率組み合わせサイコロ
2025/4/13

1. 問題の内容

3つのサイコロA, B, Cを投げたとき、出た目の和が7になる場合の数を求める問題です。

2. 解き方の手順

サイコロA, B, Cの出た目をそれぞれa,b,ca, b, cとします。
a,b,ca, b, cはそれぞれ1から6までの整数を取り、
a+b+c=7a + b + c = 7 を満たす組み合わせの数を求めます。
まず、a,b,ca, b, cのいずれかが6であることはありえません。なぜなら、他の二つのサイコロの目の最小値は1なので、合計が7を超えるからです。
a,b,ca, b, cのいずれかが5であるとき、b+c=2b+c = 2となり、b=1,c=1b=1, c=1 の組み合わせしかありません。
このとき、(a,b,c)=(5,1,1)(a, b, c) = (5, 1, 1)という組み合わせが得られます。
この並び替えは3通り存在します:(5, 1, 1), (1, 5, 1), (1, 1, 5)。
a,b,ca, b, cのいずれかが4であるとき、b+c=3b+c = 3となり、b,cb, cの組み合わせは(1,2)(1, 2)(2,1)(2, 1)になります。
このとき、(a,b,c)=(4,1,2)(a, b, c) = (4, 1, 2)または(4,2,1)(4, 2, 1)という組み合わせが得られます。
(4, 1, 2)の並び替えは3! = 6通り存在します:(4, 1, 2), (4, 2, 1), (1, 4, 2), (1, 2, 4), (2, 4, 1), (2, 1, 4)。
a,b,ca, b, cのいずれかが3であるとき、b+c=4b+c = 4となり、b,cb, cの組み合わせは(1,3),(2,2),(3,1)(1, 3), (2, 2), (3, 1)になります。
このとき、(a,b,c)=(3,1,3),(3,2,2),(3,3,1)(a, b, c) = (3, 1, 3), (3, 2, 2), (3, 3, 1)という組み合わせが得られます。
(3, 1, 3)の並び替えは3! = 6通り存在します:(3, 1, 3), (3, 3, 1), (1, 3, 3), (1, 3, 3), (3, 3, 1), (3, 1, 3)。
ただし、(1, 3, 3), (3, 3, 1), (3, 1, 3)は重複しているので、実際には3通りです。
(3, 2, 2)の並び替えは3通り存在します:(3, 2, 2), (2, 3, 2), (2, 2, 3)。
3 + 3 = 6通り
a,b,ca, b, cのいずれかが2であるとき、b+c=5b+c = 5となり、b,cb, cの組み合わせは(1,4),(2,3),(3,2),(4,1)(1, 4), (2, 3), (3, 2), (4, 1)になります。
このとき、(a,b,c)=(2,1,4),(2,2,3),(2,3,2),(2,4,1)(a, b, c) = (2, 1, 4), (2, 2, 3), (2, 3, 2), (2, 4, 1)という組み合わせが得られます。
(2, 1, 4)の並び替えは3! = 6通り。
(2, 2, 3)の並び替えは3通り。
したがって、6 + 3 + 3 + 6 = 18通り。
a,b,ca, b, cのいずれかが1であるとき、b+c=6b+c = 6となり、b,cb, cの組み合わせは(1,5),(2,4),(3,3),(4,2),(5,1)(1, 5), (2, 4), (3, 3), (4, 2), (5, 1)になります。
このとき、(a,b,c)=(1,1,5),(1,2,4),(1,3,3),(1,4,2),(1,5,1)(a, b, c) = (1, 1, 5), (1, 2, 4), (1, 3, 3), (1, 4, 2), (1, 5, 1)という組み合わせが得られます。
(1, 1, 5)の並び替えは3通り。
(1, 2, 4)の並び替えは6通り。
(1, 3, 3)の並び替えは3通り。
(1, 4, 2)の並び替えは6通り。
(1, 5, 1)の並び替えは3通り。
したがって、3 + 6 + 3 + 6 + 3 = 21通り。
他の方法として、組み合わせを全て書き出すことができます。
(1, 1, 5), (1, 2, 4), (1, 3, 3), (1, 4, 2), (1, 5, 1)
(2, 1, 4), (2, 2, 3), (2, 3, 2), (2, 4, 1)
(3, 1, 3), (3, 2, 2), (3, 3, 1)
(4, 1, 2), (4, 2, 1)
(5, 1, 1)
それぞれの並び替えの数を考慮すると、
3 + 6 + 3 + 6 + 3 + 6 + 3 + 3 + 6 + 3 + 3 + 6 + 6 + 3 = 15通り

3. 最終的な答え

15通り

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