確率に関する記述のうち、正しくないものを選択する問題です。選択肢は以下の4つです。 ア. ある事象の起こる確率が1であるということは、その事象が「必ず起こる」ことを意味する。 イ. ある事象の起こる確率が$\frac{1}{3}$であるということは、「試行の回数を多くすればするほど、その事象の起こる割合が$\frac{1}{3}$に近づく」ことを意味する。 ウ. ある事象の起こる確率が$\frac{1}{6}$であるということは、「6回の試行で、その事象は必ず1回起こる」ことを意味する。 エ. ある事象の起こる確率が0であるということは、その事象が「決して起こらない」ことを意味する。
2025/4/18
1. 問題の内容
確率に関する記述のうち、正しくないものを選択する問題です。選択肢は以下の4つです。
ア. ある事象の起こる確率が1であるということは、その事象が「必ず起こる」ことを意味する。
イ. ある事象の起こる確率がであるということは、「試行の回数を多くすればするほど、その事象の起こる割合がに近づく」ことを意味する。
ウ. ある事象の起こる確率がであるということは、「6回の試行で、その事象は必ず1回起こる」ことを意味する。
エ. ある事象の起こる確率が0であるということは、その事象が「決して起こらない」ことを意味する。
2. 解き方の手順
それぞれの選択肢について、確率の定義と意味に基づいて検討します。
* ア: 確率が1の事象は必ず起こります。これは正しい記述です。
* イ: 大数の法則によれば、試行回数を増やすほど、ある事象の相対頻度(起こる割合)は、その事象の確率に近づきます。これは正しい記述です。
* ウ: ある事象の確率がであることは、6回の試行のうち、必ず1回起こるという意味ではありません。確率がであることは、試行を繰り返すほど、起こる割合がに近づくことを意味します。6回の試行で1回も起こらないこともありますし、複数回起こることもあります。これは誤った記述です。
* エ: 確率が0の事象は、絶対に起こりません。これは正しい記述です。
したがって、誤った記述は選択肢ウです。
3. 最終的な答え
ウ