袋の中に赤球4個と白球5個が入っている。この袋から同時に2個の球を取り出すとき、以下の確率を求めよ。 (1) 2個とも白球である確率 (2) 2個とも同じ色である確率

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数
2025/4/18

1. 問題の内容

袋の中に赤球4個と白球5個が入っている。この袋から同時に2個の球を取り出すとき、以下の確率を求めよ。
(1) 2個とも白球である確率
(2) 2個とも同じ色である確率

2. 解き方の手順

(1) 2個とも白球である確率
- 袋から2個の球を取り出す場合の総数は、9個から2個を選ぶ組み合わせなので、9C2{}_9C_2となる。
- 2個とも白球である場合は、5個の白球から2個を選ぶ組み合わせなので、5C2{}_5C_2となる。
- したがって、求める確率は、5C29C2\frac{{}_5C_2}{{}_9C_2}となる。
5C2=5×42×1=10{}_5C_2 = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
9C2=9×82×1=36{}_9C_2 = \frac{9 \times 8}{2 \times 1} = 36
よって、5C29C2=1036=518\frac{{}_5C_2}{{}_9C_2} = \frac{10}{36} = \frac{5}{18}
(2) 2個とも同じ色である確率
- 2個とも赤球である場合は、4個の赤球から2個を選ぶ組み合わせなので、4C2{}_4C_2となる。
- 2個とも白球である場合は、(1)で求めたように5C2=10{}_5C_2 = 10となる。
- したがって、求める確率は、4C2+5C29C2\frac{{}_4C_2 + {}_5C_2}{{}_9C_2}となる。
4C2=4×32×1=6{}_4C_2 = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
よって、4C2+5C29C2=6+1036=1636=49\frac{{}_4C_2 + {}_5C_2}{{}_9C_2} = \frac{6 + 10}{36} = \frac{16}{36} = \frac{4}{9}

3. 最終的な答え

(1) 2個とも白球である確率: ア=5, イ=18
(2) 2個とも同じ色である確率: ア=4, イ=9

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