右の図の直角三角形ABCを直線 $l$ を軸として1回転させてできる立体の体積を求める問題です。

幾何学体積円錐回転体図形
2025/4/6

1. 問題の内容

右の図の直角三角形ABCを直線 ll を軸として1回転させてできる立体の体積を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、直角三角形ABCを直線 ll を軸として回転させたときにできる立体の形状を考えます。
この立体は、底面の半径が 94\frac{9}{4} cm, 高さが 99 cm の円錐から、底面の半径が 22 cm, 高さが 22 cm の円錐を取り除いたものになります。
円錐の体積の公式は、
V=13πr2hV = \frac{1}{3} \pi r^2 h
なので、大きい円錐の体積 V1V_1 は、
V1=13π(94)2×9=13π8116×9=24316πV_1 = \frac{1}{3} \pi (\frac{9}{4})^2 \times 9 = \frac{1}{3} \pi \frac{81}{16} \times 9 = \frac{243}{16} \pi
小さい円錐の体積 V2V_2 は、
V2=13π(2)2×2=13π×4×2=83πV_2 = \frac{1}{3} \pi (2)^2 \times 2 = \frac{1}{3} \pi \times 4 \times 2 = \frac{8}{3} \pi
したがって、求める立体の体積 VV は、
V=V1V2=24316π83π=243×38×1648π=72912848π=60148πV = V_1 - V_2 = \frac{243}{16} \pi - \frac{8}{3} \pi = \frac{243 \times 3 - 8 \times 16}{48} \pi = \frac{729 - 128}{48} \pi = \frac{601}{48} \pi

3. 最終的な答え

60148\frac{601}{48}

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