まず、絶対値の不等式を解きます。
∣2x−3∣≤a は −a≤2x−3≤a と同値です。 各辺に3を足すと、3−a≤2x≤3+a となります。 各辺を2で割ると、23−a≤x≤23+a となります。 x は整数なので、この範囲に含まれる整数がちょうど6個になる条件を考えます。 整数が6個含まれるということは、23+a−23−a が5より大きく、6以下である必要があります。 23+a−23−a=22a=a 整数 x の個数は、 23+a および 23−a の整数部分に依存します。 23−a≤x≤23+a の範囲に整数が6個含まれるためには、以下の条件を満たす必要があります。 23+a−23−a=a ですから、5<a≤6 となるのは、端の数が整数でない場合です。 整数解が6個ということは、
23+a と 23−a の間に6個の整数があるということです。 つまり、
23+a−23−a≥5 かつ 23+a−23−a<7 である必要があります。 23+a−23−a=22a=a なので、 しかし、整数解がちょうど6個である必要があるので、より厳密に考える必要があります。
a=5のとき、23−5≤x≤23+5 より −1≤x≤4 なので、x=-1, 0, 1, 2, 3, 4の6個の整数解を持ちます。 a=6のとき、23−6≤x≤23+6 より −1.5≤x≤4.5 なので、x=-1, 0, 1, 2, 3, 4の6個の整数解を持ちます。 a=7のとき、23−7≤x≤23+7 より −2≤x≤5 なので、x=-2, -1, 0, 1, 2, 3, 4, 5の8個の整数解を持ちます。 したがって、 5≤a<7 に加え、 23−aと 23+a が整数になる場合を考える必要があります。 a=5の場合,xの範囲は−1≤x≤4となるため、整数解は6個です。 a=6の場合,xの範囲は−1.5≤x≤4.5となるため、整数解は6個です。 5≤a<7 と考えるのが妥当です。