2つの関数 $y = -3x^2$ と $y = ax + b$ について、$x$ の変域が $-1 \leq x \leq 2$ のとき、$y$ の変域が同じになる。ただし、$a$、$b$ は定数で、$a > 0$ である。このとき、$a$ と $b$ の値を求める。

代数学二次関数一次関数連立方程式変域
2025/8/12

1. 問題の内容

2つの関数 y=3x2y = -3x^2y=ax+by = ax + b について、xx の変域が 1x2-1 \leq x \leq 2 のとき、yy の変域が同じになる。ただし、aabb は定数で、a>0a > 0 である。このとき、aabb の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、y=3x2y = -3x^2 の変域を求める。xx の変域 1x2-1 \leq x \leq 2 において、y=3x2y = -3x^2 は上に凸の放物線なので、x=0x = 0 のときに最大値 y=0y = 0 をとる。x=1x = -1 のとき y=3(1)2=3y = -3(-1)^2 = -3x=2x = 2 のとき y=3(2)2=12y = -3(2)^2 = -12 である。よって、yy の変域は 12y0-12 \leq y \leq 0 である。
次に、y=ax+by = ax + b の変域を求める。a>0a > 0 なので、y=ax+by = ax + b は単調増加の直線である。したがって、x=1x = -1 のとき最小値 y=a+by = -a + b をとり、x=2x = 2 のとき最大値 y=2a+by = 2a + b をとる。
yy の変域が一致するので、
a+b=12-a + b = -12
2a+b=02a + b = 0
この連立方程式を解く。2番目の式から b=2ab = -2a を得る。これを最初の式に代入すると、
a2a=12-a - 2a = -12
3a=12-3a = -12
a=4a = 4
a=4a = 4b=2ab = -2a に代入すると、
b=2(4)=8b = -2(4) = -8
よって、a=4a = 4, b=8b = -8 である。

3. 最終的な答え

a=4a = 4
b=8b = -8

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