第59項が70、第66項が84である等差数列について、以下の問いに答えます。 (1) 初項と公差を求めます。 (2) 101がこの数列の項となり得るかを判定します。 (3) 初項から第何項までの和が最小となるかを求めます。
2025/8/12
1. 問題の内容
第59項が70、第66項が84である等差数列について、以下の問いに答えます。
(1) 初項と公差を求めます。
(2) 101がこの数列の項となり得るかを判定します。
(3) 初項から第何項までの和が最小となるかを求めます。
2. 解き方の手順
(1) 初項を、公差をとします。
等差数列の第項はで表されるので、以下の式が成り立ちます。
この2つの式を連立させて解きます。
2番目の式から1番目の式を引くと、
これを最初の式に代入すると、
したがって、初項は-46、公差は2です。
(2) 101がこの数列の項となり得るかを判定するには、101がある整数に対してを満たすかどうかを確認します。
、 なので、
が整数ではないので、101はこの数列の項ではありません。
(3) 等差数列の和が最小になるのは、負の項の和に正の項が加わり始める直前です。 つまり、が初めて正になるの直前の項までの和が最小となります。
を満たす最小のを求めます。
したがって、のときに初めて正の項になるので、までの和が最小となります。
3. 最終的な答え
(1) 初項: -46, 公差: 2
(2) 101はこの数列の項ではない
(3) 第24項まで