原点Oと、放物線 $y = \frac{1}{4}x^2$ 上の3点A, B, Cがあります。直線OA, 直線BCの傾きはともに1で、直線ABの傾きは-1です。 (1) 直線ABの式を求めなさい。 (2) 点Cの座標を求めなさい。 (3) $\triangle OAB$ の面積と $\triangle ABC$ の面積の比を最も簡単な整数の比で表しなさい。 (4) 原点Oを通り、四角形OACBの面積を2等分する直線の式を求めなさい。

幾何学放物線座標平面直線面積図形
2025/8/13

1. 問題の内容

原点Oと、放物線 y=14x2y = \frac{1}{4}x^2 上の3点A, B, Cがあります。直線OA, 直線BCの傾きはともに1で、直線ABの傾きは-1です。
(1) 直線ABの式を求めなさい。
(2) 点Cの座標を求めなさい。
(3) OAB\triangle OAB の面積と ABC\triangle ABC の面積の比を最も簡単な整数の比で表しなさい。
(4) 原点Oを通り、四角形OACBの面積を2等分する直線の式を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1)
点Aのx座標を aa、点Bのx座標を bb とします。
点Aは放物線 y=14x2y = \frac{1}{4}x^2 上にあるので、Aの座標は (a,14a2)(a, \frac{1}{4}a^2) です。
同様に、点Bの座標は (b,14b2)(b, \frac{1}{4}b^2) です。
直線ABの傾きは-1なので、
14b214a2ba=1\frac{\frac{1}{4}b^2 - \frac{1}{4}a^2}{b-a} = -1
14(b+a)=1\frac{1}{4}(b+a) = -1
b+a=4b+a = -4
直線OAの傾きは1なので、14a2a=1\frac{\frac{1}{4}a^2}{a} = 1、したがって14a=1\frac{1}{4}a = 1a=4a = 4
b=4a=44=8b = -4-a = -4-4 = -8
したがって、Aの座標は (4,4)(4, 4)、Bの座標は (8,16)(-8, 16)
直線ABの式は y=x+cy = -x + c の形であり、A(4, 4)を通るので、
4=4+c4 = -4 + c
c=8c = 8
したがって、直線ABの式は y=x+8y = -x + 8 です。
(2)
直線BCの傾きは1なので、直線BCの式は y=x+dy = x + d の形です。
B(-8, 16)を通るので、16=8+d16 = -8 + dd=24d = 24
したがって、直線BCの式は y=x+24y = x + 24 です。
点Cは放物線 y=14x2y = \frac{1}{4}x^2 と直線BC y=x+24y = x+24 の交点なので、
14x2=x+24\frac{1}{4}x^2 = x + 24
x2=4x+96x^2 = 4x + 96
x24x96=0x^2 - 4x - 96 = 0
(x12)(x+8)=0(x - 12)(x + 8) = 0
x=12,8x = 12, -8
x=8x = -8 は点Bのx座標なので、点Cのx座標は12です。
y=x+24=12+24=36y = x + 24 = 12 + 24 = 36
点Cの座標は (12,36)(12, 36) です。
(3)
A(4, 4), B(-8, 16), C(12, 36)
OAB\triangle OAB の面積は、124×164×(8)=1264+32=12×96=48\frac{1}{2} |4\times 16 - 4\times(-8)| = \frac{1}{2}|64 + 32| = \frac{1}{2} \times 96 = 48
ABC\triangle ABC の面積は、12(4(1636)+(8)(364)+12(416)=124(20)8(32)+12(12)=1280256144=12480=240\frac{1}{2} |(4(16-36) + (-8)(36-4) + 12(4-16)| = \frac{1}{2} |4(-20) -8(32) + 12(-12)| = \frac{1}{2} |-80 -256 - 144| = \frac{1}{2} |-480| = 240
OAB:ABC=48:240=1:5\triangle OAB : \triangle ABC = 48 : 240 = 1:5
(4)
O(0, 0), A(4, 4), B(-8, 16), C(12, 36)
四角形OACBの面積は OAB+ABC+OAC\triangle OAB + \triangle ABC + \triangle OAC で求められる。
OAB=48\triangle OAB = 48
ABC=240\triangle ABC = 240
OAC=124×364×12=1214448=1296=48\triangle OAC = \frac{1}{2} |4\times 36 - 4\times 12| = \frac{1}{2}|144 - 48| = \frac{1}{2}|96| = 48
四角形OACBの面積は 48+240=28848 + 240 = 288 または 48+240+48=33648 + 240 + 48 = 336
答えが2つあるのはおかしいので、面積を2等分する問題だとすると、四角形OACBの面積はOABとABCの和なので 48+240=28848 + 240 = 288 である。
四角形OACBの面積を2等分する直線の式を y=kxy=kx とすると、この直線は四角形OACBの面積の半分である144を通る必要がある。
この直線と放物線の交点は kx=14x2kx = \frac{1}{4}x^2 より x(kx14x)=0x(kx - \frac{1}{4}x) = 0, x=0,4kx = 0, 4k
直線OAと直線OCの中点を通る直線を考える。直線OAの中点は(2, 2)、直線OCの中点は(6, 18)なので、この点を通る直線は四角形の面積を2等分するとは限らない。

3. 最終的な答え

(1) y=x+8y = -x + 8
(2) (12,36)(12, 36)
(3) 1:5
(4) 解法不明

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