この問題は、定規とコンパスを使って作図をする問題です。 (1) 点Pを通り、直線 $l$ に平行な直線を作図する。 (2) 3辺AB, BC, CDから等しい距離にある点Pを作図する。
2025/8/13
1. 問題の内容
この問題は、定規とコンパスを使って作図をする問題です。
(1) 点Pを通り、直線 に平行な直線を作図する。
(2) 3辺AB, BC, CDから等しい距離にある点Pを作図する。
2. 解き方の手順
(1) 点Pを通り、直線 に平行な直線を作図する。
1. 直線 $l$ 上に任意の点Aをとる。
2. 点Aを中心として、任意の半径の円弧を描き、直線 $l$ との交点をBとする。
3. 点Pを中心として、半径ABの円弧を描く。
4. 点Bを中心として、半径APの円弧を描き、ステップ3で描いた円弧との交点をQとする。
5. 点Pと点Qを通る直線を引く。これが求める平行線である。
(2) 3辺AB, BC, CDから等しい距離にある点Pを作図する。
1. 角ABCの二等分線を作図する。角の二等分線は、角を二等分する直線である。
1. 点Bを中心として任意の半径の円弧を描き、辺AB, BCとの交点をそれぞれE, Fとする。
2. 点E, Fを中心として、半径の等しい円弧をそれぞれ描き、その交点をGとする。
3. 点Bと点Gを通る直線を引く。これが角ABCの二等分線である。
2. 角BCDの二等分線を作図する。
1. 点Cを中心として任意の半径の円弧を描き、辺BC, CDとの交点をそれぞれH, Iとする。
2. 点H, Iを中心として、半径の等しい円弧をそれぞれ描き、その交点をJとする。
3. 点Cと点Jを通る直線を引く。これが角BCDの二等分線である。
3. ステップ1とステップ2で作図した二等分線の交点をPとする。この点Pが、3辺AB, BC, CDから等しい距離にある点である。
3. 最終的な答え
(1) 点Pを通り、直線 に平行な直線
(2) 3辺AB, BC, CDから等しい距離にある点P
作図の方法は上記参照。