2つの直線 $l: y = x$ と $m: y = -2x + 12$ が点Pで交わっている。 (1) 点Pの座標を求める。 (2) $k = 3$ のとき、直線 $y = k$ と直線 $l, m$ との交点をそれぞれA, Dとする。このとき、線分ADの長さを求める。 (3) 四角形ABCDが正方形となるときの $k$ の値を求める。ただし、点Aは線分OP上にある。

幾何学座標平面直線交点線分の長さ正方形
2025/8/13

1. 問題の内容

2つの直線 l:y=xl: y = xm:y=2x+12m: y = -2x + 12 が点Pで交わっている。
(1) 点Pの座標を求める。
(2) k=3k = 3 のとき、直線 y=ky = k と直線 l,ml, m との交点をそれぞれA, Dとする。このとき、線分ADの長さを求める。
(3) 四角形ABCDが正方形となるときの kk の値を求める。ただし、点Aは線分OP上にある。

2. 解き方の手順

(1) 点Pは直線 llmm の交点なので、y=xy = xy=2x+12y = -2x + 12 を連立させて解く。
x=2x+12x = -2x + 12
3x=123x = 12
x=4x = 4
y=x=4y = x = 4
したがって、点Pの座標は (4,4)(4, 4)
(2) k=3k = 3 のとき、y=3y = 3。点Aは直線 l:y=xl: y = x 上にあるので、3=x3 = x より x=3x = 3。したがって、点Aの座標は (3,3)(3, 3)
点Dは直線 m:y=2x+12m: y = -2x + 12 上にあるので、3=2x+123 = -2x + 12 を解く。
2x=92x = 9
x=92=4.5x = \frac{9}{2} = 4.5
したがって、点Dの座標は (92,3)(\frac{9}{2}, 3)
よって、線分ADの長さは 923=9262=32=1.5\frac{9}{2} - 3 = \frac{9}{2} - \frac{6}{2} = \frac{3}{2} = 1.5
(3) 四角形ABCDが正方形であるとき、点Aの座標を (a,k)(a, k) とすると、点Aは直線 l:y=xl: y = x 上にあるので、k=ak = a。したがって、点Aの座標は (k,k)(k, k)
点Dは直線 m:y=2x+12m: y = -2x + 12 上にあるので、k=2x+12k = -2x + 12 を解くと x=12k2x = \frac{12 - k}{2}。したがって、点Dの座標は (12k2,k)(\frac{12 - k}{2}, k)
線分ADの長さは正方形の一辺の長さであり、12k2k\frac{12 - k}{2} - k となる。
正方形の一辺の長さはABの長さにも等しい。点Bの座標は (k,0)(k, 0) なので、ABの長さは kk である。
したがって、12k2k=k\frac{12 - k}{2} - k = k を解く。
12k2k=2k12 - k - 2k = 2k
123k=2k12 - 3k = 2k
12=5k12 = 5k
k=125=2.4k = \frac{12}{5} = 2.4

3. 最終的な答え

(1) 点Pの座標: (4,4)(4, 4)
(2) 線分ADの長さ: 32\frac{3}{2}
(3) kk の値: 125\frac{12}{5}

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