与えられた極方程式を直交座標に関する方程式に変換する問題です。具体的には以下の3つの極方程式を直交座標の方程式に変換します。 (1) $r = \sin\theta + \cos\theta$ (2) $\frac{2}{r} = \cos(\theta - \frac{\pi}{6})$ (3) $r \sin^2\theta = \cos\theta$

幾何学極座標直交座標座標変換三角関数直線
2025/8/13

1. 問題の内容

与えられた極方程式を直交座標に関する方程式に変換する問題です。具体的には以下の3つの極方程式を直交座標の方程式に変換します。
(1) r=sinθ+cosθr = \sin\theta + \cos\theta
(2) 2r=cos(θπ6)\frac{2}{r} = \cos(\theta - \frac{\pi}{6})
(3) rsin2θ=cosθr \sin^2\theta = \cos\theta

2. 解き方の手順

極座標(r,θ)(r, \theta)と直交座標(x,y)(x, y)の関係は次のようになります。
x=rcosθx = r\cos\theta
y=rsinθy = r\sin\theta
r2=x2+y2r^2 = x^2 + y^2
(1) r=sinθ+cosθr = \sin\theta + \cos\theta
両辺にrrをかけます。
r2=rsinθ+rcosθr^2 = r\sin\theta + r\cos\theta
直交座標に変換します。
x2+y2=y+xx^2 + y^2 = y + x
整理します。
x2x+y2y=0x^2 - x + y^2 - y = 0
平方完成します。
(x12)2+(y12)2=14+14=12(x - \frac{1}{2})^2 + (y - \frac{1}{2})^2 = \frac{1}{4} + \frac{1}{4} = \frac{1}{2}
(2) 2r=cos(θπ6)\frac{2}{r} = \cos(\theta - \frac{\pi}{6})
両辺にrrをかけます。
2=rcos(θπ6)2 = r\cos(\theta - \frac{\pi}{6})
三角関数の加法定理を用いて展開します。
2=r(cosθcosπ6+sinθsinπ6)2 = r(\cos\theta \cos\frac{\pi}{6} + \sin\theta \sin\frac{\pi}{6})
cosπ6=32\cos\frac{\pi}{6} = \frac{\sqrt{3}}{2}, sinπ6=12\sin\frac{\pi}{6} = \frac{1}{2}を代入します。
2=r(32cosθ+12sinθ)2 = r(\frac{\sqrt{3}}{2}\cos\theta + \frac{1}{2}\sin\theta)
2=32rcosθ+12rsinθ2 = \frac{\sqrt{3}}{2}r\cos\theta + \frac{1}{2}r\sin\theta
直交座標に変換します。
2=32x+12y2 = \frac{\sqrt{3}}{2}x + \frac{1}{2}y
両辺に2をかけます。
4=3x+y4 = \sqrt{3}x + y
整理します。
y=3x+4y = -\sqrt{3}x + 4
(3) rsin2θ=cosθr \sin^2\theta = \cos\theta
両辺にr2r^2をかけます。
r3sin2θ=r2cosθr^3 \sin^2\theta = r^2 \cos\theta
(rsinθ)2r=r2cosθ(r\sin\theta)^2 r = r^2 \cos\theta
y2r=r2cosθy^2 r = r^2 \cos\theta
y2x2+y2=x2+y2xx2+y2y^2 \sqrt{x^2 + y^2} = x^2 + y^2 \frac{x}{\sqrt{x^2+y^2}}
y2x2+y2=xy^2 \sqrt{x^2+y^2} = x
両辺を2乗します。
y4(x2+y2)=x2y^4 (x^2+y^2) = x^2

3. 最終的な答え

(1) (x12)2+(y12)2=12(x - \frac{1}{2})^2 + (y - \frac{1}{2})^2 = \frac{1}{2}
(2) y=3x+4y = -\sqrt{3}x + 4
(3) y4(x2+y2)=x2y^4 (x^2+y^2) = x^2

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