台形ABCDにおいて、ADを軸として回転させた立体の体積をア、BCを軸として回転させた立体の体積をイとする。アとイの体積をそれぞれ計算し、どちらがどれだけ大きいか求める。ただし円周率はπとする。台形の各辺の長さは、AB = 5cm, BC = 4cm, CD = 4cm, DA = 7cmである。
2025/8/13
1. 問題の内容
台形ABCDにおいて、ADを軸として回転させた立体の体積をア、BCを軸として回転させた立体の体積をイとする。アとイの体積をそれぞれ計算し、どちらがどれだけ大きいか求める。ただし円周率はπとする。台形の各辺の長さは、AB = 5cm, BC = 4cm, CD = 4cm, DA = 7cmである。
2. 解き方の手順
まず、ADを軸として回転させた立体の体積アを求める。これは底面の半径が4cm、高さが7cmの円柱から、底面の半径が4cm、高さが7cm-4cm=3cmの円錐を除いたものになる。
円柱の体積は で計算できるので、 立方cm。
円錐の体積は で計算できるので、 立方cm。
したがって、アの体積は 立方cm。
次に、BCを軸として回転させた立体の体積イを求める。これは底面の半径が7cm、高さが4cmの円柱から、底面の半径が5cm、高さが4cmの円錐を除いたものになる。
円柱の体積は で計算できるので、 立方cm。
円錐の体積は で計算できるので、 立方cm。
したがって、イの体積は 立方cm。
なので、イの体積は立方cm。
アとイの体積の差を計算する。
とを比較する。
であるから、
立方cm。
3. 最終的な答え
BCを軸として回転させた立体の体積イは、ADを軸として回転させた立体の体積アよりも 立方cmだけ大きい。